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海外ドラマに変化の兆し、話数半減で見えてくる利点とは?

海外ドラマ

1シーズンがハーフ・エピソードで構成される『ザ・フォロイング』(上)と『DEFIANCE/デファイアンス』
1シーズンがハーフ・エピソードで構成される『ザ・フォロイング』(上)と『DEFIANCE/デファイアンス』(C)AFLO

 キーファー・サザーランド主演のヒューマン・ミステリー『TOUCH/タッチ』、女優ルーシー・リューがワトソン医師を演じて話題のミステリー『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』、おとぎ話のキャラクターが現代に暮らしているという設定のダーク・ファンタジー『ワンス・アポン・ア・タイム』など、2014年度も多くのヒットドラマが誕生した。なかでも目立ったのが、1シーズン22話のフル・エピソードで描かれる物語ではなく、1シーズンが12~13話程度で終わるハーフタイプの作品である。なぜ、このボリュームのドラマが増えてきているのだろうか。

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 今年リリースされた海外ドラマで、ハーフ・エピソードのヒット作を見てみると、実力派俳優ケヴィン・ベーコンが初めてドラマシリーズに主演したサスペンス『ザ・フォロイング』、世界転覆を狙うテロリストと極秘部隊との死闘を描いたアクション大作『ストライクバック』、人間とエイリアンが共存する未来の地球を舞台に、ドラマチックな人間模様や壮絶な死闘が展開するSFサバイバル・アクション『DEFIANCE/ディファイアンス』、スティーブン・キングの同名小説を原作にしたミステリー『アンダー・ザ・ドーム』など、個性的なタイトルが並ぶ。

 2015年に入っても、3月14日にリリースされる『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』が12話、春リリース予定の『スリーピー・ホロウ』は13話、年内発売予定の『グレイスランド/西海岸潜入捜査ファイル』が13話といった具合に、ハーフ・エピソードのタイトルが多く控えている。

 関係者によると、「アメリカでは、地上波のTVシリーズというのは、大体9、10~4、5月くらいにかけて20~24話くらいのエピソードの作品をオンエアし(クリスマスや年末年始などは休止)、ミッドシーズンと言われる、その後の初夏6、7月くらいからスタートするものと、ケーブルチャンネルのTVシリーズが12~16話くらいのエピソードでオンエアされています」とのことだが、時期的なものだけとは限らないようだ。

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