“少女とメタル”の親和性とは 『LOUD PARK』出演、仮面女子マネージャーが語る裏側

音楽ジャンルとして長きにわたり歴史や伝統を築いてきた「メタル」。従来は、屈強な男たちが激しく、重厚な音色を響かせて、地面を砕くほどのデスボイスと、天をも貫くハイトーンボイスにまとわれた世界であると思われていた。しかし今、メタルの担い手が少女たちへと移りつつある。それは何故か。担い手の一組である、仮面女子のマネージャーからの証言により紐解いていきたい。
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「武器となるライブでのパフォーマンスこそメタルです」と語るのは、仮面女子のマネージャーである。同ユニットは、アメリカのヘヴィメタルバンド・slipknotを彷彿とさせる仮面を身にまとい、“最強の地下アイドル”をうたう一組。結成当初より「メタル」をテーマにしたユニットの一つで、アリスプロジェクトの率いるアリス十番とスチームガールズとアーマーガールズの混合ユニットである。
今年1月1日発売のシングル曲『元気種☆』がオリコンウィークリーチャートで首位に輝くなど、にわかに注目度も高まっているが、運営側からして何をもって「メタル」としているのかをまず伺ってみた。
「楽曲そのものにまず、メタルの要素を取り入れています。メロディからサビパートまではアイドルらしく疾走感溢れる仕上がりを意識して、間奏ではメタルへとみるみる変化していく。楽曲を手がけるクリエイター陣のこだわりでもあり、また、年中無休のライブでは、ヘッドバンキングや客席へのダイブ、ゴムボートで客席を航海するなど、予定調和を崩すようなパフォーマンスで、目に見える部分でも『メタル』を表現できるよう務めています」 。