遠藤憲一、“ヤクザ”から“オモシロおじさん”への変化 きっかけはSNSの普及か
「元々、実力のある俳優さんというのも大きいのですが、怖いものって、何かの拍子に笑いに変わるじゃないですか。遠藤さんには、そういう“怖さ=笑い”を感じさせるものがあり、何かの作品で面白い遠藤さんを見た人が、うちの作品でもやってくれと、コミカルな役が増えていったのだと思います」と話す前述の映画関係者。
さらに「過去の作品を見ればわかるとおり、遠藤憲一はなんでもできるというのを製作サイドは知っています。そのなかから、面白さをピックアップし、ピザーラやダイハツ ムーヴ、キャンディクラッシュソーダ、シルク・ドゥ・ソレイユの『ダイハツ トーテム』等のCMで全面的に打ち出したのが大きいでしょう。そして、TBS系列の深夜ドラマ『永沢くん』で突き抜けたかと思えば、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ『民王』、フジテレビ系列の主演ドラマ『お義父さんと呼ばせて』で、“おもしろい遠藤憲一”を完全に確立させました」と言葉を続けた。
イメージ・チェンジというより、この10年で、シリアスからコメディまでキャラクターのふり幅を大きくした俳優・遠藤憲一。まずは、22日に放送される『民王スピンオフ~恋する総裁選~』で、遠藤のコミカルぶりを楽しみたい。
『民王スピンオフ~恋する総裁選~』は、テレビ朝日系にて4月22日23時15分より放送。