クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

アーティストの危機! “2016年問題”は首都圏だけの問題ではなかった

気になる

5月9日のステージをもって歴史に幕を下ろす「Zepp 福岡」
5月9日のステージをもって歴史に幕を下ろす「Zepp 福岡」※「Zepp 福岡」公式サイトのスクリーンショット

関連 :

PUFFY

西野カナ

奥田民生

BABYMETAL

 “2016年問題”というフレーズを、耳にしたことがある方も多いだろう。この2016年問題とは、「この年に、首都圏を中心とした劇場やコンサートホールが改修工事で閉鎖されるのに伴い約5.5万席が一時的に不足する」と言われている会場不足の問題で、昨年11月にはこの問題の深刻さを訴えようと、各種芸能団体が共同で記者会見を開いた。そして、この会場不足は、何も首都圏に限ったことではなく、地方でも問題となりつつあるのだ。

【関連】Zepp福岡のラストステージに立つ「PUFFY」フォトギャラリー

 まず、2016年問題が、ここまで声高に叫ばれている背景には、音楽業界の現状に大きく関係があることを知っておきたい。コンサートプロモーターズ協会の発表によると、2015年のライブ・エンタテインメント市場調査の結果、総公演数は前年比107.1%の2万9546本、総動員数は前年比111.5%の4753万3118人、市場規模は前年比115.9%の約3186億円と、市場の拡大傾向は継続している。一方、日本レコード協会が『日本のレコード産業2016』で発表したオーディオレコード生産実績はというと、数量は前年比98%の約1億6965万枚、金額は前年比98%の1826億円、有料音楽配信では数量が前年比91%の1億7800万ダウンロード、金額が前年比108%の471億円と、実績は前年を上回ったものの、市場は緩やかに右肩下がりを続けている。

 つまり、音楽業界はCDが売れないからライブで回収という構図ができあがっており、ライブホールが足らないとコンサートが開けず、物販の売上も見込めないため、より一層収益は低下。アーティストの死活問題となってくるわけだ。

1ページ(全2ページ中)

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る