デヴィッド・ボウイ、プリンス、蜷川幸雄……2016年に逝去された著名人を偲ぶ
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稀代の舞台演出家で、多くの俳優たちの進む道に光を照らしてきた蜷川幸雄さんも5月12日に逝去。歯に衣着せぬ物言いで、多くの逸話を持つ蜷川さんだが、藤原竜也や小栗旬をはじめ、現在日本で活躍する俳優たちに多大なる影響を与えた。日本の演劇界、映像界に与えた功績は計り知れない。
数々のテレビドラマや映画で活躍を見せた女優・白川由美さんが6月14日、79歳で亡くなった。近年では“お上品なおばあちゃん”から“口うるさいご老人”まで幅広い演技力でファンを魅了していた。10月23日には、舞台や映画などで活躍していた平幹二朗さんが急死した。82歳だった。放送中のドラマ『カインとアベル』にも出演し、元気な姿を見せていただけに、その突然の死は多くの人に衝撃を与えた。11月13日には歌手で女優のりりィさんが64歳で亡くなった。独特の存在感は映像界でも非常に人気があり、多くの方面から惜しむ声が聞かれた。
声優界でも、レジェンドと呼ばれる方々がこの世を去った。1990年に放送が開始された『ちびまる子ちゃん』でお姉さん役のさきこを演じていた水谷優子さんが5月17日、51歳の若さで逝去。さらに10月10日には、アニメ『ハイキュー!!』で烏養繋心を演じた田中一成さんも49歳で亡くなった。その10日後の10月20日には、『ドラえもん』のスネオ役や、『ドカベン』の殿馬役で有名だった肝付兼太さんが80歳でこの世を去った。それを受けてアニメの放送では、番組冒頭にテロップで肝付さんへの哀悼の意が流された。
そのほかにも、大橋巨泉さんや永六輔さん、十勝花子さんや前田健さんなど多くの著名人がこの世を去った。みな多くの人々に影響を与えてきた偉大なる方々。ご冥福をお祈りいたします。