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洋画満足度No.1『シング・ストリート』が多くの映画ファンから愛される理由とは?

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『シング・ストリート』が多くの映画ファンから愛される理由とは?
『シング・ストリート』が多くの映画ファンから愛される理由とは?(C)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

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 年が明けて、あっという間に1月も後半に突入。今年もワクワクするような映画が目白押しだが、国内最大級の映画レビューサービス『Filmarks(フィルマークス)』が2016年を総括する映画満足度ランキングを発表。洋画では『シング・ストリート 未来へのうた』が並みいる大作、話題作を押さえNo.1を獲得した。多くの観客の心を鷲掴みにしたその魅力とは?

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 本作は、『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』の名匠ジョン・カーニー監督が懐かしのブリティッシュロック満載で描く半自伝的な青春ドラマ。1985年、アイルランド・ダブリンを舞台に、冴えない14歳の少年コニー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が、大不況、イジメ、両親の離婚問題など暗い日々の中で、イギリスの人気ロックバンド、デュラン・デュランと出会い、やがて恋と音楽に希望を見出だしていく姿をみずみずしいタッチで描く。

 『ズートピア』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などの超話題作を押さえ、スコア4.26(5点満点)を記録し、洋画作品の中で1位を獲得した本作。レビューを見てみると、「音楽へのあふれる愛」「青春の一途さ」に共感する内容が多く、押さえきれない感動や興奮が文面からヒシヒシと伝わってくる。とりわけ、物語とリンクした音楽への評価が高く、デュラン・デュラン、モーターヘッド、ザ・ジャム、ザ・キュアーらの名曲はもとより、マルーン5のアダム・レヴィーン(『はじまりのうた』に出演)が手掛けたオリジナル挿入歌は、まさに鳥肌ものと絶賛。

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』さながらのダンス会場で主人公たちが披露したごきげんなナンバー『Drive it Like You Stole It』は、鬱屈したダブリンの若者たちの心を解き放ち、レヴィーン自らが「決して後ろを振り向くな」と歌いかけるラストソング『Go Now』は、迷える主人公たちの背中を押しながら、観る側の我々にも未来へ踏み出す勇気とパワーを与えてくれる。音楽が発するメッセージの“強さ”を改めて思い知らされる瞬間が、この作品には随所に盛り込まれているのだ。

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