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<最速レビュー>『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 すべての答えがここに!

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映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』メインカット
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』メインカット(C)2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 1977年の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から42年。一言で言い表すことは不可能なほど数々の功績を残してきたこの巨大なサーガが、完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をもってついに終焉(えん)を迎える。

【写真】『スター・ウォーズ』42年の歴史がひとつに! 前売り特典“特大絵巻”ビジュアル

 前作『最後のジェダイ』で『スター・ウォーズ』の新たな方向性を示したライアン・ジョンソン監督から、シリーズ完結を託されたのは、続3部作の第1作目『フォースの覚醒』で新旧のファンを納得させる見事な采配をやってのけたJ・J・エイブラムス監督。

 再登板となった本作で、142分の上映時間にJ・J監督は可能な限りの情報を詰め込んだ。エピソード7~9で散りばめられてきた伏線回収はもちろんのこと、正史(カノン)として描かれたテレビゲームの要素まで登場し、1度見ただけでは全てを理解するのは困難と言えるほど、とにかく“盛りだくさん”な内容。もちろん、『フォースの覚醒』で見られたエイブラムスのファンサービスは本作でも健在で、たっぷりと堪能できるはずだ。個人的には、ずっと存在が謎だった「レン騎士団」の登場が非常にうれしいところ。

 前作のどちらかというとゆったりしたテンポと比べ、今作はオープニングから怒とうの勢いで物語が展開する。シリーズの諸悪の根源であるパルパティーン皇帝を復活させることで、もはや話は新シリーズだけでなく、全てのシリーズの完結編でなくてはならなくなった。

 また、これまでバラバラで行動していた、レイ、フィン、ポーの3人組が本作でようやく合流。エピソード4の冒険活劇のように課せられた重要ミッションに挑むのだが、道中もアクションに次ぐアクションでまったく飽きさせないし、過去2作ではあまり見られなかったライトセイバーの戦闘もたっぷり盛り込まれ、レイのジェダイ騎士としての成長ぶりも堪能できる非常に楽しいシーンに仕上がっている。

 そして何より驚いたのが、故キャリー・フィッシャーの出演シーン。約8分間の未使用シーンに処理を加えて役者たちとの会話までも成立させているが、あまりに自然で元々これに使うために撮られたシーンにしか見えない程の完成度だった。本筋とは関係のない箇所でワンポイント的に映り込むレベルではなく、しっかりと物語に絡む重要人物として登場するレイアに思わず目頭が熱くなることだろう。

 全映画ファンの期待を背負ったJ・J監督は、いかにして『スター・ウォーズ』という偉大なシリーズを完結させるのか。そして長きに渡る光と闇の戦いの行方はどう決着がつくのか。タイトル『スカイウォーカーの夜明け』に込められた意味とは…。すべての答えが用意された完結編を、ぜひ劇場で確かめてほしい。(文:梅崎慎也)

 映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日より全国公開。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』最後の予告編

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