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【2020年映画ランキング】『鬼滅の刃』『今日から俺は!!』コロナ禍の映画界に見えた光

映画

■スマッシュヒットが続出 光が刺した映画界

 この『今日から俺は!!劇場版』のスタートダッシュを皮切りに、翌週に公開された6位『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は前作29.7億円を超える38.4億円を、8月に公開された9位『事故物件 恐い間取り』、10位『糸』は共に邦画実写ではスマッシュヒットと言える20億円を突破。しっかりした作品を公開すれば、コロナ禍以前と比較してもそん色ない興収を得られることが証明され、映画界にも明るい兆しを見せた。

(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
 コロナ禍により、軒並みメジャースタジオの洋画公開が延期されるなか、日本でもファンの多いクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』が9月に公開。27.3億円という興収を記録し、8位にランクインした。ノーランの監督作品では、2010年公開の『インセプション』の35.0億円に次ぐ好成績を残した。

 2019年の年間興収2611億8000万円と、2000年に興収が発表されるようになってから最高の興行収入を挙げた映画業界。その勢いさながらに迎えた2020年だったが、新型コロナウイルスというこれまで経験したことのないような逆風に見舞われた。観賞する側の生活様式も一変したが、製作現場も感染症対策のため、普段の何倍もの労力と時間を要し、その分コストも余計にかかるなど、先行きはまだ不透明だ。

 一方で、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が歴代興収の記録更新を間近に控えるなど、明るいニュースもある。また、一度遠のいてしまった客足を再び劇場に向けるきっかけを作った『今日から俺は!!劇場版』の功績も大きい。多くのものを失った2020年だったが、劇場に足を運ぶ人々にとって劇場で映画を観ることのありがたみが身にしみた年でもある。

 まだまだ予断を許さない状況ではあるが、2021年も多くの作品が劇場公開されることを切に願う。

■2020年映画興収ベスト10 <興行通信社調べ>

1位:311.7億円『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(10月16日公開)
2位:133.5億円『アナと雪の女王2』(2019年11月22日公開)
3位:72.7億円『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年12月20日公開)
4位:53.7億円『今日から俺は!!劇場版』(7月17日公開)
5位:47.4億円『パラサイト 半地下の家族』(2019年12月27日公開)
6位:38.4億円『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(7月23日公開)
7位:33.5億円『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(8月7日公開)
8位:27.3億円『TENET テネット』(9月18日公開)
9位:23.4億円『事故物件 恐い間取り』(8月28日公開)
10位:22.5億円『糸』(8月21日公開)
※対象:2020年正月映画~11月公開映画
※興収値は2020年12月20日現在の推計概算
※『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『TENET テネット』『事故物件 恐い間取り』『糸』は現在も上映中

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