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『恐竜神父』に『セミマゲドン』!? トンデモ映画請負人コンマビジョン “中の人”が作品紹介

映画

『恐竜神父』に『セミマゲドン』!? トンデモ映画請負人コンマビジョン作品をご紹介
『恐竜神父』に『セミマゲドン』!? トンデモ映画請負人コンマビジョン作品をご紹介(C)2018 Brendan Steere. All rights reserved.

 みなさんは、コンマビジョンというビデオメーカーをご存知でしょうか? これまで『ビッグフットvsゾンビ』や『インスタ・オブ・ザ・デッド』などB級…いや、Z級という名称がピッタリな作品たちをリリースしているビデオメーカーです。2020年8月以降は『ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲』を皮切りに、よりインパクトある作品をリリース。作品内容もさることながら、思わず気になるタイトルに、口に出したくなるようなキャッチフレーズ。そして奇想天外な販売方法で、ツイッターを中心とした一部の“気付いてしまった方々”から熱い期待をかけられているのが、噂の映画ビデオメーカー、コンマビジョンです。

【写真】雪の中を“泳ぐ”サメ 『スノーシャーク/悪魔のフカヒレ』フォトギャラリー

 申し遅れました、私、そのコンマビジョンに販売協力としてアイデアの提供をさせていただいているお宝映画発掘家/サメンテーターの中野ダンキチと申します。今回は、販売の裏側を知る私が、GW期間中にご覧いただけるオススメの“魅惑”のコンマビジョンの作品たちを中心にご紹介致します。

■えっ“フカヒレ”!? 『スノーシャーク/悪魔のフカヒレ』

『スノーシャーク/悪魔のフカヒレ』 (C)2012 Sam Qualiana
 物語は、地震によって太古の眠りから目覚めた古代ザメ…。しかし、古代ザメが現れたのは大海原ではなく一面雪の銀世界。雪を掻き分け進むサメは、やがて町に現れて人々を襲い始める――。といった“フカく考えたら負け”なサメ映画です。

 しかしみなさん気になるのは、設定もさることながらタイトル後半部分の“悪魔のフカヒレ”が気になるのではないでしょうか? 当然、本編に中華料理は登場いたしません。本作、雪の中のサメが登場するシーンでは、まるで当たり前のように雪から背ビレを出して、スーっと“泳ぐ”姿が印象的な作品なのです。

 サメの背ビレを拡大解釈すれば、イメージはやっぱり“フカヒレ”。そこにパニック映画だから“悪魔の”をつけて(タイトルを仕上げて…)ということから命名されたのです。

 「“フカヒレ”は食品食材の名称を表す言葉だ」というご指摘もあろうかと思いますが、そこはツッコミポイントとして脳内処理していただければ…と、思います。ちなみに、これまでのサメ映画に“フカヒレ”が付く作品などあるハズもないので、ジャンル初の快挙(?)です。

■ウィジャボードで幽霊鮫を召喚!? 『ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦』

『ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦』 (C)2017 Wild Eye Releasing. All rights reserved.
 ウィジャとは、本作に登場するウィジャ盤を表す言葉です。ウィジャ盤とは、日本風に表現すればコックリさんで使用する紙に書いた表のようなもので、アルファベットや数字に加えてYES、NOが書かれたボードです。

 本作は、そんなウィジャ盤を偶然拾うことから始まり、遊んでいるうちに幽霊鮫(ウィジャシャーク)が召喚されてしまい、やがてそのサメは人を襲いはじめますが、“幽霊”とあって実態が無いのです。そんなサメに対抗できるのは、超能力を持った主人公の父親しかおらず、戦いの舞台はやがて霊界に…。

 映像を観なければ、何を言っているのかさっぱりわからないであろう設定のサメ映画です。そんな設定だけに、サメ映画につきものの捕食シーンはどこか控えめです。霊媒師がサメからの攻撃を避けるための防御策“ミスティックシールド”登場シーンなどは、あまりに斬新すぎるため、もはや笑うしかありません。「ミスティックシールドとは何ぞや?」と思ったアナタ!! ぜひ、本編をご覧いただき謎を解明してください。

 ところで、パッケージデザインは、霊媒師の男性が吠える姿vs大きく口を開けた強そうなサメが描かれております。本国アメリカ版では、水着姿の女性が立っているシリアスな印象なものでした。日本版ではブっ飛んだ設定のサメ映画であることに加え、VS(対決)ものであることを意識してほしいという思いが込められてこの構図が採用されています。

 余談ですが、“ウィジャ”という単語は日本ではあまりなじみの無い言葉だっただけに、リリース後に、メインタイトルを『霊界サメ大戦』とし、副題で『ウィジャ・シャーク』を添えた方がわかりやすかったかも…などと、考えもよぎりまして、邦題タイトルの難しさを実感した作品です。

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