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松下洸平、深く愛されるキャラを生む“役作りの秘密” 『最愛』で新たな挑戦へ 

ドラマ

■すでに『最愛』でも垣間見える“努力家”な一面

 松下は『#リモラブ』で青林を演じる際に、青林が岩手県出身だというバックグラウンドをスタッフと共に作り込むだけでなく、実際に岩手で起こった出来事にまで思いを巡らせた。こうした徹底した役作りは、青林というキャラクターが東日本大震災を経験していること、それを通して命の時間に限りがあることを知っているという“価値観”の形成にまで至る。役を掘り下げる中で、表現に直結する動作や声色だけでなく、キャラクターがたどってきた人生の軌跡までをも作り上げたのだ。松下は、多才で器用なイメージを持たれやすいが、実は“努力家”な一面も持ち合わせている。

 松下の“努力家”エピソードには事欠かない。東京都出身の松下が『スカーレット』で関西出身の八郎を演じる際には、朝から晩まで関西弁の音声を聴き込み、まさに「スピードラーニング」状態で関西弁を習得。さらに陶芸家である役柄に合わせ、撮影の5ヵ月前から陶芸を習い、芝居の所作に生かすまで身体に叩き込んだのだ。


 加えて今回の『最愛』では、松下の演じる宮崎が大学時代に陸上部の選手であるために猛特訓をしていることも明かしている。TBS公式YouTubeチャンネルで公開された「松下洸平WEB限定SPインタビュー」では、最も努力した点について「自分の身に染み付いていないものをずっとやっていた役って、すごく努力しないとリアリティが出ないと思うので。最近は隙あらば走っています」と語り、まさに“身に染み付く”まで走り込む勢いを見せた。こうした役作りの徹底ぶりと、そこに加わった“努力家”な一面こそ、松下が大躍進を遂げる強みになったのだろう。

宮崎大輝役の松下洸平 『最愛』第1話場面写真 (C)TBS
 松下が心血を注いで作り上げる宮崎という役は、ロマンスとサスペンスの絡み合う重要な役でもある。TBSテレビの公式サイトで公開されている新井プロデューサーのインタビューでは、松下が肌を日焼けさせ、体を作り込んで現場に挑んでいるという発言に加え、恋に奥手な初々しい姿を見せているとの発言も。松下の愛らしさの残る大学生役と刑事姿のギャップでさらに夢中になる視聴者が増えることだろう。宮崎大輝という役で松下は、新たな挑戦への一歩を踏み出すのだ。(文:Nana Numoto)

 金曜ドラマ『最愛』は、TBS系にて10月15日より毎週金曜22時放送。初回15分拡大。

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