【世界のロイヤルウエディング】驚きのエピソード6選
洋の東西に関わらず、結婚には山あり谷あり。それは世界の王室メンバーと言えども例外ではないようだ。おとぎ話のようなロイヤルウエディングの裏に隠された、驚きのエピソードをご紹介しよう。
【写真】エリザベス女王の美しいウエディングドレス姿
●英王室 エリザベス女王 ティアラが式直前に壊れる
英王室エリザベス女王、フィリップ殿下の結婚式(1947) (C)Zeta Image
英王室のエリザベス女王は、今年4月に亡くなったフィリップ殿下と、まだ第二次大戦の爪痕が残る1947年に結婚した。当時はまだ物資が不足しており、王女だったエリザベスは、自分の配給券を貯めてシルクを手に入れ、ウエディングドレスを誂(あつら)えたという。
しかしいかに入念に準備をしても、トラブルは起きるもの。この日、ヴィクトリア女王や祖母のメアリー王妃ゆかりの繊細なティアラが用意されていたものの、式の直前に破損してしまったそうだ。
幸いティアラはすぐに修理され、まだ21歳だった王女エリザベスはこのアクシデントにも取り乱すことなく、式に臨んだ。このティアラは後に、娘のアン王女、そして孫のベアトリス王女の結婚式でも幸せのジンクスの役割を果たしている。
●英王室 ダイアナ妃 誓いで新郎の名前を間違える
ダイアナ妃、チャールズ皇太子の結婚式(1981) 写真提供:AFLO
1981年、世紀のロイヤルウエディングと称されたダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚式では、うっかりミスが多発したよう。
世界からの注目にナーバスになったダイアナ妃は、誓いの言葉で新郎の名前を間違え、「チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ」と呼ぶべきところを「フィリップ・チャールズ・アーサー・ジョージ」と呼んでしまったそう。
しかしチャールズ皇太子の方も、「わたしの所有するすべての財産」と言うべきところを「あなたの財産」と言ってしまったそうだから、お互いさま。
●モナコ公国 シャルレーヌ公妃 式直前に大公のスキャンダル浮上
モナコ公国の大公アルベール2世、シャルレーヌ公妃の結婚式(2011) (C)Zeta Image
結婚式のトラブルと言っても、少し趣が違うのは、モナコ公国のシャルレーヌ公妃の場合。
2011年、モナコ公国の大公アルベール2世と、3日間に渡る豪華な結婚式を挙げたシャルレーヌ公妃。プレイボーイとして名を馳せた大公には、すでに2人の婚外子がいることが知られていたが、なんと結婚式の数日前に3人目の隠し子の存在が浮上。これにショックを受けた公妃は出身の南アフリカに帰ろうとしたとの噂も。
この時のスキャンダルは立ち消えたものの、今また大公は隠し子騒動の渦中に。モテモテの王子と結婚すると、気苦労が絶えないようだ。