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『M-1グランプリ』史上最低点から“怒られ枠”まで “どん底”から頂点つかんだ男たち

エンタメ

(左上から時計回りで)マヂカルラブリー、チュートリアル、ミルクボーイ、サンドウィッチマン
(左上から時計回りで)マヂカルラブリー、チュートリアル、ミルクボーイ、サンドウィッチマン クランクイン!

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 いよいよ今夜、漫才日本一を決める『M-1グランプリ2021』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で第17代王者が誕生する。これまでにも数々のドラマを生んできた漫才決戦の舞台。今回は、その中でも一度“どん底”を経験して栄冠を勝ち取ったコンビを紹介しよう。

【写真】この中に第17代王者が!? 『M-1グランプリ2021』決勝進出コンビたち

■ 昨年優勝のマヂカルラブリー、“怒られ枠”の代名詞だった

 漫才の冒頭部分以外ほとんど会話を交わさない独特のネタで、優勝した後には“漫才論争”も巻き起こしたマヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)だったが、それまで彼らの『M-1』におけるイメージといえば“怒られ枠”だった。
 
 すべては2017年大会までさかのぼる。決勝初進出を果たしたマヂラブだったが、審査員の上沼恵美子はコメントを求められ「ごめん、聞かないで…」「本気で私も挑んでます」と苦しげな表情に。これに野田が「(自分たちも)本気でやってるから!」と返したことが上沼の怒りに火をつけたようで「本気でやってるっちゅうねん、こっちも!」「頑張ってるのは分かるけど、好みじゃない!」「よう決勝残ったな」などと次々厳しいコメントが浴びせられ、得点で決勝最下位に沈むとともに、“怒られ枠”としてもインパクトを残し、大会を去ることに。
 
 3年ぶりの決勝に戻ってきた昨年、マヂラブは自分たちのスタイルを貫き通して優勝。“天敵”上沼は1stラウンドで彼らに「94点」という高得点を付け、「バカバカしさが突き抜けるのは芸術。本当に良かったと思う」と絶賛していた。

■ 劇場のオープニングアクト担当が一夜にして…ミルクボーイのシンデレラストーリー

 2019年大会で爆笑をかっさらうと、(審査員7人制における)史上最高得点を叩き出し、文句なしの優勝を成し遂げたミルクボーイ(駒場孝・内海崇)だったが、歴代王者の中でも屈指のシンデレラストーリーを描いたと言える。
 
 実はミルクボーイの漫才は、2人が現役大学生として『M-1』予選に参加していたころからその原型はあった。しかし、2019年に2人の磨いてきたスタイルが突如覚せい。予選を共に戦ったほかの出場者、観戦したファンの間で「今年のミルクボーイはヤバい」といううわさがまたたく間に広まり、あれよあれよと予選を勝ち上がると、そのまま圧倒的な強さで初優勝を飾った。

 2019年大会まで全国区ではほぼ無名だったミルクボーイ。決勝大会の前まで、よしもとの劇場のオープニングアクトに登場し、制服姿で縄跳びを飛ぶなどしていた。それが優勝で一変。今では公演のトリを務めることもある。オープニングアクトからトリへと飛躍したミルクボーイは、一夜にして最大級の漫才ドリームをつかんだと言える。

■ 史上初の敗者復活枠 → 優勝の快挙も 一時は解散しかけていたサンドウィッチマン

 「日経エンタテインメント!」(日経BP社)による「1番好きな芸人」調査で3年連続1位を獲得するなど、押しも押されもしない人気お笑いコンビになったサンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)も、苦しい時代を経験している。

 高校の同級生だった2人は、富澤が伊達を口説き落とす形で、お笑いを志して仙台から上京。アパートに同居しながら芸人人生をスタートさせたが、上京後5年が経ってもブレイクのチャンスはつかめず。就職が決まっていた伊達を誘った負い目のある富澤は「死んでおわびするしかないのかぁ」とまで思いつめ、一時は伊達に解散を提案したほど。

 しかし、「この1年を勝負の年にしよう」と位置づけた2005年、『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演する機会を得ると、2007年の『M-1』で敗者復活戦から勝ち上がり、そのまま優勝という史上初の快挙を成し遂げた。

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