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『カムカムエヴリバディ』きぬちゃん・小野花梨、芸歴17年「本気で辞めたいと思ったことはない」

エンタメ

『カムカムエヴリバディ』きぬちゃんを経て、気付いたことと変わらないこと

――かと思えば、視聴者から圧倒的支持と好感が寄せられた『カムカム』のきぬちゃん役は大変な反響を集めました。ネットの反応などチェックされていましたか?

小野:はい、見てました! 出演していないのにトレンド入りさせてもらったりして(笑)。違う作品の現場に行っても、どこに行っても“きぬちゃん、きぬちゃん”って言ってもらえるから、朝ドラの影響力はこんなにすごいんだなって実感しました。『カムカム』の現場では、たくさんの人に見てもらい、たくさんの人に待ち望まれる枠を維持するために、どれだけの人が必死に働いて、どれだけの人が頭と心を使っているのかというのを目の当たりにしました。みんなが楽しんで、愛を持って作品に向き合っていて、こういう気持ちじゃなきゃいけないんだなと改めて感じましたね。

撮影で地方へ行くと、ご年配の方にも声を掛けていただいて、本当に幅広い地方の幅広い年代の方に観ていただけているんだなって思うことも多かったです。本当に豆腐屋から来たんだなって思われている(笑)。ちょっとだましてる感じもあって、楽しいなーって(笑)。そういうイメージも守るところは守って、まっとうに生きていかなきゃいけないって思いました。


――2020年ごろから『親バカ青春白書』(日本テレビ系)『共演NG』(テレビ東京系)『きれいのくに』(NHK)と出演作が相次ぎました。現在は『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)にもご出演中と、お忙しい毎日で、取り巻く環境も大きく変化したのではないですか?

小野:それが、変わった部分はなくて…。今までもこれまでも変わらないんだろうなって気がしています。たまたま出演作が続いているだけで、自分の中で“最近忙しい! 調子いいぞ!”って気持ちが一切ないんですよね。たまたまラッキーなことに続いているなーって。お金の使い方や、街での佇まいとかもまったく変わっていない。自分の中で変化がなさすぎて…。普通の人間です。

――ご家族やご友人の反応はいかがですか?

小野:まったく変わらずです。長くやっているから、当たり前のことになってるんですかね。“最近よく観るね、よかったじゃん”くらいな感じで。特にこれと言って何かが変わるということはなくって。長く続けているっていうこともよかったなって思いますね。ガラッと環境が変わるんじゃなく、徐々に徐々に前に進めている感じがして、自分には合っていると思います。


――今年24歳になられますが、これからどんな女優さんになっていきたいですか?

小野:朝ドラをやってみて感じたことでもありますが、一般の視聴者の方に認めてもらうことってすごく大事だなと。でも、それもすごく大事なことなんですけど、私はやっぱり目の前にいるスタッフさんやマネージャーさん、共演者の方たちを喜ばせたいなっていう気持ちがすごくあります。まずはそこから。映画やドラマの主演をやってみたい気持ちももちろんありますけど、それよりも、今ご一緒させていただいているスタッフさん、共演者さんたちをどれだけ満足させられるかっていうところで勝負していきたいですね。その積み重ねが目に見える結果になっていくんだろうなって。今までもそうだったんですけど、これからも意識したいのはそこですね。

あとは、女優さんとして魅力的な方って、女優さんとして魅力的なんじゃなくて人間的に魅力的なんだろうなと感じるんです。だから、お仕事を大事にする気持ちはもちろんですけど、人として自分が間違ってないか、ちゃんと心を揺さぶれているか、生意気になっていないかと、しっかり自分を見つめながら、大人になっていけたら。そうすれば結果的に女優さんとしても魅力的になっていけるんじゃないかと思っているので、一歩一歩大事に生きていきたいと思います。(取材・文:編集部 写真:高野広美)

 舞台『青空は後悔の証し』は、東京・シアタートラムにて5月14~29日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて6月4・5日上演。

舞台『青空は後悔の証し』メインビジュアル

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