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東地宏樹&榎木淳弥、Wネイトが『アンチャーテッド』を語る! 「視覚的にも楽しい、爽快な映画」

映画

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東地宏樹

トム・ホランド

■ ゲームは1人で収録することが多い 想像力が大切に

――お二人ともゲーム・映画・アニメとジャンルを問わず活躍されていますが、ゲームと映画で声を当てるときの違いや、お芝居で気を付けている部分はありますか?

榎木:コロナ禍になってからはアニメの現場も1人ずつ録るようになったのですが、それまでは何人かの声優さんと一緒に録ることがあたり前でした。でも、ゲームは基本的に1人で録るので、そこがまず違う部分ですよね。相手役がいないので、そこを想像しなきゃいけない。台本にも自分のセリフしかないので、どうしてこれを言っているんだろうと想像しないといけない大変さはあります。

東地宏樹  クランクイン!(写真:高野広美)
東地:『アンチャーテッド』に関して言うと、結局、千葉繁さん(ゲーム版のサリー)とは一度も一緒に録れていないんです。でもシリーズが何作も続いてきたから、台本の掛け合い部分を読むだけで、千葉さんならこう言うだろうという声が自然と聞こえてくるんですよね。他のゲームでは、なかなかそういう感じにはならないので、『アンチャーテッド』のように何年も続けているからこそ生まれる一体感だったり、やりやすさみたいなものは絶対にあると思います。

――映画の演出では、ゲームをやっている人にもグッとくるポイントがいくつかありました。映画の注目ポイントを改めて教えてください。

榎木:アクションシーンの収録は大変でしたが、そこが今回の劇場版の見どころになったんじゃないかな。深いメッセージというよりは娯楽性に特化している作品で、視覚的にも楽しいし疲れない作品だと思います。トム・ホランドさんが、実際にバーで働いて役作りをしたという話もありましたが、その辺りの動きもかっこ良くて面白い。あとは、後半での船の戦いのあたりは爽快感があって特に好きなシーンです。

映画『アンチャーテッド』 (C)2022 Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
東地:自分がゲームでネイトを演じたことを抜きにして観ても、本当に娯楽作品として爽快な映画だなと思いました。場所が転換するとき、時間が移るときにテロップが出るのもなんだかすごくおしゃれだし、展開としても分かりやすくていいなと思いましたね。飛行機がマップの上を移動するアニメーションも、かわいらしくてゲームっぽさがある。

――宝の地図の存在や、それを探し当てる様子にも惹(ひ)き込まれます。

東地:人が宝に魅入られていき危険を冒してでもそれを探し当てたい、そういう“気持ち”の部分は、映画でもすごく丁寧に描かれていたと思いました。奪ったり奪われたりの駆け引きもスピード感があってすごく面白かった。

――映画『アンチャーテッド』のデジタル配信が始まり、6月にはブルーレイ&DVDもリリースされます。お二人は、おうちで映画を観る時のこだわりなどはありますか?

東地:映画は集中して観たいタイプなので、1人の時間を作って観ることが多いですね。部屋を暗くして、好きなお酒を用意してじっくり鑑賞するタイプです。

榎木淳弥(左)、東地宏樹  クランクイン!(写真:高野広美)
榎木:僕はコーヒーが好きなので、好きなコーヒーを用意して、リラックスできる空間で観るのが好きです。あと、映画で気になるシーンや知らないことが出てきたら、ちゃんと調べたい人なので、家で観るときは1回止めて、調べてからもう1回巻き戻して見たりします。家で観るときはこうやって、人それぞれの楽しみ方ができるのがいいところですよね。『アンチャーテッド』も皆さんそれぞれの楽しみ方で観ていただければ嬉しいです。 (取材・文:Nana Numoto/写真:高野広美)

 映画『アンチャーテッド』のブルーレイ&DVDは6月8日(水)発売、レンタル開始。デジタル配信中。

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