サンドウィッチマン・富澤たけし、『マイファミリー』でボケたい衝動こらえる「ドラマの現場って、ずっとスベってるみたいな感じ」
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相方の伊達みきおをはじめ周りからの反響は多いそうで、「だいたいどこの現場に行っても『見てます』みたいな話から考察が始まりますね。僕は何とも言えないので、毎回どうしたらいいんだろうっていう顔をしてます」と口にし、「伊達も『アイツが怪しい。あの時のあのセリフがちょっと』とか言ってくれるので、ちゃんと見てくれてんだなと思って。あとは、『やっぱりニノは芝居がすごいね』とか、毎回『お前、すげぇ嚙んでんな』って言ってきますね(笑)。滑舌は僕もちょっと怪しいなと思うところがあるんですけど、現場ではOK出るんで『まあいいのかな』と思って。けどオンエアを見たら、実際やっぱり…っていうのはあります」と照れ笑いしながらエピソードを披露する。
日曜劇場『マイファミリー』に出演する富澤たけし (C)TBS
やはり警察用語は言いづらい言葉が多いそうで、「警察用語は覚えづらくて、今何を言ってるのか自分で分かんない時もありますよ(笑)。『マルケイ』や『マルヨウ』とか、『これ、何のこと言ってんのか?』って。それを理解するところから始めました」と言い、「2、3話はそういうのがすごく多かったのですが、そこはもう脱したんで助かっています。これ以上、誘拐が起きないといいなと思っていますね」とニヤリ。
家族の反応を聞くと、「一緒にドラマを楽しんでます」と答え、「僕は家でセリフを練習していますが、僕のシーンのセリフのとこは書いてトイレに貼って覚えていて。そういうのを嫁さんは見ちゃうので、『途中こうなるんだ…』という衝撃を受けています」と家族の反応を告白する。
日曜劇場『マイファミリー』に出演する玉木宏と富澤たけし (C)TBS
捜査一課のシーンでは、部下役の玉木宏や迫田孝也とよくコミュニケーションをとっているそうで、「玉木さんとは、ディズニーランドやパンの話をしてますね。迫田さんは優しくて、突っ込んでくれることもあって。僕が歩くシーンで毎回同じ所で滑ってると、それを見てて、『何回やるんですか!?』と突っ込まれました(笑)」と回顧し、「ただ僕がセリフを覚えるのにいっぱいいっぱいなので、割とみんなとしゃべるというよりは、僕が1人で離れてぶつぶつ言ってることが多いです。あと、現場ですごくボケたい衝動に駆られるんですが、それで撮影が伸びるのも申し訳ないので、ぐっとこらえてます。ドラマの現場って、ずっとスベってるみたいな感じなんですよ(笑)。だからなかなか慣れないですね」とも。
第6話では、温人の会社・ハルカナの社員・鈴間(藤間爽子)が犯人だと判明。温人は共犯者がいると予想し、第7話では真犯人が判明するという。1話から怒涛のストーリーが繰り広げられているが、富澤は「台本を読んで、めちゃくちゃ面白いなと思って。だからその分、僕には荷が重いんじゃないかと感じ、マネージャーや相方にだいぶ相談しました」と打ち明け、「このドラマの魅力は、やっぱり毎週怪しい人が変わる展開じゃないですかね。毎週見ていて、普通に面白いなと思います。これからどうなっていくのか、そして僕が犯人を捕まえられるかどうか注目していてください」とアピール。衝撃の7話、どんなラストが待ってるのか――。怪しい人物を考察しながら楽しみたい。(取材・文:高山美穂)
日曜劇場『マイファミリー』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。