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高杉真宙「自分に負荷をかけることが、今の僕には必要」

映画

■サックス演奏シーンは吹き替えなしで挑戦



 登場人物の人間模様を強く印象付けるのが、楽隊が奏でる音楽だ。内田監督の強い希望で、演奏シーンは吹き替えなしで俳優たちが演じた。高杉もサックスを演奏している。

 「演奏シーンはかなり大変でした。ちょうど僕はほかの作品でベースを演奏することになっていて、練習時期が重なったんです。一旦ベースに集中して、そこからサックスを練習したので、期間はちょっと足りないなという思いがありました。一人で吹くときはうまくいっても、演奏はみんなでやるので、そこでうまくできないというもどかしさもありましたね」。

 出演作が多くなればなるほど、1つの作品に向き合う準備の期間が短くなるのはある意味で必然と言える。独立後、スケジュール調整という点で、変化したことはあったのか。

 「そこはあまり意識の中にはないですね。作品に入ると結局スケジュールって僕のものではなくなるので、コントロールできるものでもないですからね。もちろん仕事選びという部分で『次はこういったものをやってみたいな』という思いはありますが、今のところあまり変化はないです。これから出てくるかもしれませんが…」。


 自身の活動については、どんなモチベーションで臨んでいるのだろうか――。

 「『面白いことをやりたい』という思いですね。でもそのためには遊び心というか余裕が必要だと思うんです。そこにたどり着くまで、自分に負荷をかけることが今の僕には必要だと思っています。独立することで、責任の所在は全部自分になる。自分が選択を間違えても誰も助けてくれませんからね。その意味で、事務所に所属しているときより腰が重くなりました」。

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■「自分で決めたことなら、良い悪いはない」

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