のん&さかなクン、“好き”に向かって突き進むところに共感 互いを“お魚”に例えると?
関連 :
(左から)さかなクン、のん
――「“好き”を貫いてきて、よかったな」と実感していることがあれば教えてください。
さかなクン:のんさま主演の『さかなのこ』を観られたこと! もう、これに尽きます! 映画を観ながら「懐かしいな」と思うこともありましたし、のんさまの演じられるミー坊ならではの、新たな世界観があって心からワクワクしました。“好き”に向かって突き進んでいることが伝わると、「応援したい!!」と思ってくださる人たちに出会えてありがたいなぁと思います。
のん:私は、自分の信じた道を突き進んできたからこそ、さかなクン役に巡り会えたのかなと思っていて。のんになってから、これまではなかなか頂けなかったような、驚くような役柄を頂けているので、そうやって進んできてよかったなと思っています。私も、さかなクンのように生きていきたいです!
のん
――のんさんをお魚に例えると、どんな魚になりますか?
さかなクン:のんさまのキラキラなお目目と、透き通っていてかわいらしい感じが、イットウダイちゃんにそっくりだなと思っています! イットウダイちゃんはきれいな赤と白のストライプ柄のお魚で、英名は“squirrelfish”、“リスのようなお魚”という意味なんですね。以前テレビ番組で、のんさまが「小動物に例えられる」とお話しされていたので、リスのようなかわいいお魚が、のんさまにぴったりだと思いました。わが家にはイットウダイちゃんが、ギョ匹いるんです! (さかなクン公式TikTokのイットウダイちゃんの映像を披露しながら)正面を向いたお顔がと~ってもかわいいんですよ!
のん:(TikTokを観て)かわいい! こんなにかわいいお魚に似ていると言ってくださるなんて、ものすごくうれしいです。
さかなクン
――どれだけお魚のことを知っても、まだまだ興味が尽きないようですね。
さかなクン:お魚は、人と同じで1種、1種、1匹、1匹が持つ固有の魅力があります。そして食べた時の味わいからも、そのお魚ならではの魅力、そのお魚にしかない魅力を感じられます。「なぜこんなにおいしい味わいがあるんだろう? そうか! ホウボウちゃんはエビちゃんをたくさん食べているからこ~んなに甘味があるんだ」など知れば知るほど、感動して、新たな興味がわくわくと湧いてきます。お魚は身をもって、人に幸せを届けてくれる存在。心の底から感謝でギョざいます。
のん:さかなクンに会うと、私はいつも元気をもらいます。みんなのヒーローのような存在で、ドクター・ストレンジならぬ、ドクター・さかなクンです! さかなクンから抗生物質が出ている気がします。
さかなクン:ドクターといえば、マンボウちゃんを思い出します。マンボウちゃんの体の表面からは抗生物質のようなものが出ていて、そのことを知っている多くのお魚は、自分の体の傷を治す時に、マンボウちゃんに体を擦り付けて治すと言われているのでギョざいます!!
のん:すごい! マンボウは癒やしの魚なんですね! じゃあ、さかなクンを魚に例えるとしたら、マンボウです!
(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)
映画『さかなのこ』は、9月1日より全国公開。