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のん&さかなクン、“好き”に向かって突き進むところに共感 互いを“お魚”に例えると?

映画

(左から)さかなクン、のん
(左から)さかなクン、のん クランクイン! 写真:高野広美

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のん

さかなクン

 沖田修一監督が、のんを主演に迎えてさかなクンの半生を描く『さかなのこ』。“好き”という気持ちを原動力に突き進むミー坊役を、のんが躍動感たっぷりにハマり役として演じ、観客を大いに魅了する。「さかなクンに会うと元気をもらえる」「のんさまに演じていただけて本当にうれしい!」と相思相愛の思いを告白したのんとさかなクンだが、のんは「自分の信じた道を突き進んできたからこそ、さかなクン役に巡り合うことができたのかな」としみじみ。キラキラとした瞳が印象的な2人がお互いに寄せるシンパシーや、“好き”を貫くことの素晴らしさを語り合った。

【写真】のん、いつまでも変わらない圧倒的透明感!

■さかなクン、『あまちゃん』の頃からのんの大ファン! キャスティングに喜び

――幼い頃からお魚に夢中だったミー坊が、さかなクンになるまでを描く本作。ミー坊役をのんさんが演じるというキャスティングには、新鮮な驚きがありました。沖田監督は、主人公について「男か女かは、どっちでもいい」というテーマを掲げて本作に臨んでいたそうですが、演じる上でどのような準備をされたのでしょうか。

のん:学ランを着たりもするので、見た目からミー坊になるためにはどうしたらいいんだろうかと、衣装合わせの時に皆さんといろいろと相談させていただきました。YouTubeの『さかなクンちゃんねる』や、さかなクンが学ラン姿で『TVチャンピオン』に出演されていた頃の映像を観たりと、さかなクンの研究もたくさんしました!

さかなクン:ギョギョ!! ものすギョく光栄でギョざいます!

映画『さかなのこ』でミー坊に扮するのん (C)2022「さかなのこ」製作委員会
のん:映画ではミー坊がさかなクンとして覚醒するまでが描かれるので、まず学ラン時代のさかなクンをイメージしながら役作りしていきました。さかなクンは、お魚も人も区別せず接していると感じて。“とにかくお魚が好きなんだ”という揺るがない気持ちを大切に演じました。

――さかなクンは、のんさんがミー坊を演じると聞いた時には、どのように感じましたか?

さかなクン:ギョギョギョギョー!(飛び跳ねる) のんさまがー!? やったぁー! これは夢か? 幻か!? 現実だー!!と、最高にうれしかったです。もう、『あまちゃん』さまの頃から、のんさまの大ファンなんです。のんさまは、いつも、とーってもキラキラされていますよね。めちゃくちゃ憧れて大尊敬しておりますので、「のんさまのミー坊、見たいギョ!」とワクワクしました。のんさまは『海月姫』でも主演をされていますが、のんさまと海って、ものすっギョ~く似合いますよね! のんさまからは「海が大好き」という気持ちが伝わってくるので、うれしいを飛び超えるような出来ギョとです!

のん:さかなクンとは『あまちゃん』でも共演させていただいて、なんだかうれしいご縁を感じています。

さかなクン:ありがとうギョざいます! ギョ縁に大感謝です!

のん
■お互いに寄せるシンパシー告白 「変わっている」と言われた時、支えになった人とは?

――お互いにシンパシーを感じたり、「似ているな」と思う点があれば教えてください。

さかなクン:のんさまの穏やか~な雰囲気には、とても癒やされます。自分もいつも、なるべく穏やかでいたいなと思っていますので、のんさまの“心地よい穏やかさ”は、「似ていたらいいな」と…。

のん:さかなクンからは、人を幸せにするオーラが出ています。私も「誰かを元気にしたい、楽しんでもらいたい」という気持ちが強いので、共感する点もとても多いです。時には周りを置いていってしまうほどの真っすぐさと言いますか(笑)、“好き”に向かって突き進むところにも、シンパシーを感じます。

さかなクン
――寝ても覚めてもお魚のことばかり考えているミー坊は、周囲から「変わっている」という目で見られることもあります。

さかなクン:自分も中学、高校生くらいの頃は「お魚のことを話しても、みんなあまり聞いてくれないな。むしろ遠ざかっていく~!」といった感じで、自分は特殊なのかな?と思うこともありました。でも、一人でもお魚のお話を聞いてくれるお友達がいるととてもうれしいんですね。またお勉強そっちのけでお魚の絵を描いていたので、学校の先生に心配されることもありました。すると母が「うちの子はそれでいいんです」と応援してくれて、「テストでいい点を取らなければ」と焦ることもなく、お魚に夢中になることができました。たくさんの人に支えられてきたんだなぁ~と、感謝、感謝でギョざいます。

のん:私は(周囲から)「“変わっている”と思われたことはない」と感じていたんです。でもスタッフの人たちは、「エブリデイ、変わっていますよ」と。自分では気付かないんですね(笑)。さかなクンと同じで、私の母もテストでいい点を取るよりも、楽しくしている方がいいと言ってくれるタイプで。一人でも自分の“好き”という気持ちを肯定してくれる人がいれば、心強いものだなと思っています。そして、さかなクンのように“好き”を突き詰めていけば、自分の道を切り開ける気がしていて。「好きなことをやっていていいんだろうか」と悩んでいる子どもたちにとって、さかなクンはヒーローだと思います。

――のんさんご自身、さかなクンの半生に触れたり、ミー坊を演じたことで、刺激をもらったことも多かったでしょうか。

のん:めちゃくちゃ元気をもらいました! 「男か女かは、どっちでもいい」というテーマを掲げた沖田監督の感性もステキで、性別に関係なく「私がさかなクン役を演じていい」というキャスティングが実現したことは、映画としてもとても意味深いものなのではないかと思っています。映画や表現の可能性を広げるという意味でも、大きな希望になったのではないかと感じていて、本作に参加させていただけたこと、本作に携わる皆さんと一緒に表現への挑戦ができたことが心底うれしいです。

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■自分の信じた道を突き進んできたからこそミー坊役に出会えた(のん)

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さかなクンの家のイットウダイちゃん

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