古田新太&天海祐希、舞台キャリア35年超も「あっという間」 “世代交代”は意識せず
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古田新太
――今回は、「世代交代」がテーマということで、先日の会見でもこの言葉が飛び交っていました。
天海:ねー! 暗にどけって言われてるんですよね、たぶん(笑)。
古田:邪魔なんだよって。
――いやいやいや…。お2人は「世代交代」を意識されることはありますか?
天海:ないですよね?
古田:いやー、考えない。呼ばれている限りはやっておきゃいいんだろうなって。
天海:だって、劇団☆新感線なんて、後から入ってくる人はもういないわけじゃないですか。だから、世代はもう交代できないんですよ。
古田:(中村)倫也や、(生田)斗真、(早乙女)太一なんかがメインをやってくれて、劇団員は楽するほうに回るっていうんなら、世代交代ってことでOKだけどね。
天海:ダメですよー!
――逆に追い上げる立場だったころは、「世代交代してやろう!」みたいな意識はありましたか?
天海:そんなこと思わないでしょう。先輩たちってやっぱり、そこにいらっしゃるだけの重みがあるから。そこを抜いてやろうなんて思えない。
古田:そんなこと思うやついるのかな? 番手ってことを考えると、一番上に載っちゃったら、おいおいこいつは困ったぞってことになるでしょう。興行の世界では当たり前のことなんですけど、てめえが一番トップに出ちゃって客入んなかったら、それおいらのせいじゃんってことになるから。世代交代してやるなんて思わないよね。
天海:責任重いものね。その人よりも自分が確実にできるかどうかって、まず自分を振り返るじゃないですか。そんなこと思えないですよ。
天海祐希
――天海さんは今年、初舞台から35周年の節目の年となります。
天海:え! そうなんですか!? いやだー、自分が何年やってたかなんて忘れてたのに!(笑)。(スタッフに向けて)私、今年、35周年らしいよー! 10周年も20周年も祝われたことないよ! なんせ自分でも忘れてるから(笑)。
――振り返ってみると、どんな35年でしたでしょうか?
天海:その時はいろいろ考えたり、いろいろ経験したりしたのかもしれないけど、振り返るとあっという間だったよなーって思う。
古田:過去はあっという間なんだよな。
――古田さんも2年後には40周年ということで…。
古田:そうそう。
天海:やだー。
古田:しょうがない。それだけ長い間やってきたわけだから。18で劇団員になってもうすぐ40年もいんだって。辞めもしてないし、そらそうなるわって。そんなに自己顕示欲がないのと、別枠でプロデュース公演したりしていて、それは自分が主役でとかじゃないし、かなりいい加減な状態でやっているからなんとも思わないのかな。
天海:すごいことですよ…。
――今作の五右衛門とアンヌのバディぶりも楽しみなのですが、今後お2人でやってみたい役柄はありますか?
天海:えええー! 古田さんがいたら安心だから、どんな関係の役でも…。
古田:ゆりちゃんの息子! しかも、赤ちゃんの役。
天海:なんでですか~。
古田:セリフも言わず寝っころがったまんま、あうあう言ってんの(笑)。
天海:ずるい!(笑) ないない、ないですから!
(取材・文:編集部 写真:高野広美)
2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』は、新潟・新潟県民会館 大ホールにて9月22~25日、大阪・フェスティバルホールにて10月5~20日、東京・新橋演舞場にて11月1日~12月6日上演。※大阪、東京公演は9月18日よりチケット発売。