デビュー20周年・藤本美貴 怒涛のアイドル時代を過ごしたミキティが語る “鋼メンタル”の秘けつ
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2009年に庄司と結婚して三児を授かった藤本は、現在もタレントとして第一線で活躍。さらに自身のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」は、登録者数26万人(2022年9月末現在)を誇る。YouTubeでは、ハロプロメンバーとのコラボ共演などアイドル時代からのファンにうれしい企画はもちろん、子どもとの日常を撮影した動画や夫・庄司との仲睦まじいデート動画など、母として妻としての顔が垣間見えることから、新たなファンからの支持を集めている。
人気の理由にあるのが“鋼メンタル”とも称される、藤本自身の歯に衣着せぬ発言や何事にも物怖じしない姿勢だ。ファンから寄せられる悩みにバッサリ持論を展開するミキティの潔さは気持ちがいい。
「よく“メンタルが強い”と言われますけど、あまり自覚はありません。自分に対してまっすぐな気持ちでいるだけで(笑)。YouTubeで悩みや相談に答える企画をやっているんですけど、『世の中の人はみんな悩んでるんだなぁ』と感じますね。私自身は楽観的だし、自分のことで悩んだ記憶はあまりないんです」。
「今までの人生で一番悩んだことは?」という質問に「なんだろう…思いつかない」というミキティ。もしや「モーニング娘。を脱退した時?」と尋ねると、「いや、その時は逆に悩んでないんです。全く別れる気はなかったので、事務所には『別れないですけどどうします?』みたいな感じでしたね」とキッパリ答える。
唯一挙げるとすれば育児だと明かすが、それも「子どものことで『もっとこうしたらいいのに』ともどかしく思うことはありますけど、その子ごとの性格があるので、私の考えを無理強いすることはしないです。結局私の人生ではなく、私が最後までどうにかしてあげられるわけじゃないので」と“肝っ玉母さん”っぷりを見せる。
そんな藤本に“ポジティブに生きるための秘けつ”を聞くと、自身の人間関係に関する考えが返ってきた。
「まず、みんなに好かれようと思わないのは大前提。人間いろいろですから、合う人もいれば合わない人もいる。合わなければ一緒にいなければいいし、固執しない。人間関係や環境の選択肢はほかにもあるはずなので、もっとまわりを見られるようになれば気が楽になると思いますね」。
厳しい芸能界を20年生き抜いてきたことにも「ラッキーというか強運みたいなもの」と豪快に笑うが、「無理しないということが私の中で一番にあります。時代に抗(あらが)わないというか、どこかで時代に合わせてしまうと、その先苦しくなってしまうと思うので」と冷静に分析する。
最後に10月8日に行われる「藤本美貴20周年記念!大感謝ライブ!~ミキティアイドルやります!秋の大集会!~AGAIN!!!!!また来てね~」への意気込みを聞いた。
「(5年ぶりのライブで)一応緊張はすると思うんですけど、すごいギリギリで緊張して、すぐ緊張が解けるタイプ。歌も振りも案外できると思います(笑)。17歳でソロデビューした当時の曲もたくさん歌いますけど、年齢を重ねて経験を積んだ今の変化を楽しんでもらえたら。私も年を取りましたけど、ファンの方もお同じだけ一緒に年を取っているので、お互い無理せず盛り上がりましょうね」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)
「藤本美貴20周年記念!大感謝ライブ!~ミキティアイドルやります!秋の大集会!~AGAIN!!!!!また来てね~ 」
10月8日(土)
第一部 14時30分開演 トークゲスト:大沢あかね・篠田麻里子
第二部 18時30分開演 ライブゲスト:後藤真希・飯窪春菜
※イープラス「Streaming+」にてライブ生配信