横澤夏子、年子の育児は「想像の500倍、大変!」 コロナ禍で体験した出産秘話も
映画『ぼくらのよあけ』
またママ友やインスタを通して育児の悩みを共有することも、「とても励まされる」と大きな笑顔を見せた横澤。
「ママ友同士のお付き合いって大変だとよく聞くんですが、私はコロナ禍に出産をしているので、保護者の集まりなども全然なくて。だからこそいい距離を保つことができているのか、まだ妙なしがらみのようなものに出くわしていないんですよ」と切り出し、「“決まったママ友だけ”とか、“同じ保育園の中だけ”など、小さな世界だけで物事を考えてしまうと、“みんなはこれができているのに、うちの子はまだできない”とか、悩んでしまうかも。視野を広く持つことが、大切なのかもしれませんね。そういった意味だと、私はインスタやネットにとても助けられています。“こういう子もいる、うちも一緒だ”と思えたり、育児の大変さやいろいろな情報も共有もできますから」と感謝しきり。「健診で同じような年齢の子どもを持つ方とお話しできるのもうれしかったですね。やっぱり他愛もない会話ができるのって、楽しいし、救いになります」と“同志”の存在が、大きな支えになっている。
本作で横澤が演じたみふゆの娘・わこは、学校内で女子同士の関係性に悩んでいる。横澤も「学生時代は、女子同士の友だち関係でうまくいかないなと思うこともたくさんありました。私は、わこちゃんのような子どもだったので、正直になれない自分が嫌いだったり、家族に当たってしまったり、それでいて言いたいことを言えずに溜め込んでしまったり」と明かしつつ、理想の親子像についてこう語る。
「学校のことやクラスメイトのことも、相談してくれるような親子関係ができたらいいなと思っています。なんでも話せるような関係にしておくことが大事かなと。そうしていれば母親としても、“元気がないな”とか、“今日は顔色がいいな”ということにもすぐに気付けるはず。また子どもも困ったことがあったらそれを溜め込まず、SOSを親に発信できるんじゃないかなと思います。身近な人に悩みを話せないって、とてもストレスになりますから。“つながっている”と感じられるような家族でありたいなと思っています」。(取材・文:成田おり枝 写真:池村隆司)
アニメ映画『ぼくらのよあけ』は、10月21日より全国公開。
映画『ぼくらのよあけ』キービジュアル