小林由依、櫻坂46の転換期に「不安はない」 菅井友香ら一期生卒業への思い
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――櫻坂46は一期生の卒業が続いていますが、そういう状況に対してどんなお気持ちがありますか?
小林:年々、一期生が少なくなっているのは、正直すごく寂しいです。みんなで思い出話をしていると、当時は苦しかった出来事も笑えるぐらいになっていて。そういう一期生の今の時間はすごく温かくて、改めて絆が深まっている気がします。
――キャプテンの菅井友香さんが11月8、9日に行われる全国ツアーファイナルの東京ドーム公演で卒業されますが、同じ一期生として7年間活動を共にしてきた菅井さんへの思いは?
小林:菅井は欅坂46の時からキャプテンとして前に出ることが人一倍多く、いろいろな意見を受け止め、グループを背負ってきてくれていて、感謝でいっぱいです。最近1人でミュージカルに出演していましたが、すごく生き生きとしているので、卒業したら自分のやりたいことで自分のために生きていってほしいなって思います。
――菅井さんの卒業発表のときに「最高のキャプテン」というワードがSNSでトレンド入りしていましたが、小林さんから見てそう感じる部分は?
小林:キャプテンとして表に立ってグループの総意として思いを伝えるときは、菅井なりに自分で自分の言葉にかみ砕いて、毎回グループが思っていることを伝えてくれて。それは誰でもできることじゃないと思います。責任を持ってちゃんと言葉にして伝えてくれて、ありがとうという気持ちが大きいです。残り短い時間、メンバーとして一緒に楽しみたいですね。
――小林さんもご自身の卒業を考えることはありますか?
小林:卒業について考えることはもちろんあるんですけど、今は具体的には全く考えていなくて。ノープランです。
――同期の卒業が続く一方で、もうすぐ三期生を迎えますが、ご自身の役割についてはどう考えられますか? 後輩メンバーへはどう接していきたい?
小林:三期生には、今まで櫻坂一期生、二期生で積み上げてきたものを伝えなくてはならないなと思っています。この1、2年で二期生との距離はぐっと縮まったかなと感じていますし、中にはありがたいことに私に憧れを持ってくれている子もいて。それはすごくうれしいことなので、仲良くなってもそういう部分は自分でも崩さないように頑張っていきたいです。
――キャプテン・菅井さんの卒業、新メンバー加入とグループにとって大きな転換期になると思いますが、今後の櫻坂46への期待や不安は?
小林:不安はあまりないです。やっとつかんできた櫻坂46の色がありますし、新しく入ってくる三期生とも一緒に頑張っていきたい。ファンの皆さんに櫻坂46の新しい一面も見せられたらうれしいです。
――櫻坂46「2nd TOUR 2022 “As you know?”」が始まりました。(取材時では)大阪公演を終えましたが、見どころを教えてください。
小林:今回、最初から最後まで演出もこだわっていて。すごくワクワクする部分もたくさんあって、全体で一緒に盛り上がれるライブになっていると思います。声が出せず、拍手だけなのはもどかしい部分もありますけど、ファンの皆さんがマスクをしていても笑ってくださっている表情は分かるので、それを近くで見れるのはすごくうれしいです。
――小林さんにとって、ライブはどんな時間ですか?
小林:櫻坂46の原点です。みんなテレビや雑誌などいろんな活動をしている中、全員が集まるライブはグループの醍醐味(だいごみ)。応援してくださる皆さんの顔を見て、こんなに愛していただけているということを改めて実感できる場所です。
(取材・文:高山美穂 写真:上野留加)
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