當真あみ、泣き芝居に初挑戦 本格女優デビュー1年で「いい意味で緊張しなくなってきた」
昨年『妻、小学生になる。』(TBS系)でドラマデビュー後、映画『かがみの孤城』では主人公の声を務め、今年はNHK大河ドラマ『どうする家康』への出演も決定するなど、大躍進を見せる女優の當真あみ。現在は日曜劇場『Get Ready!』(TBS系/毎週日曜21時)で、等身大の女子高生役を好演中だ。12日に放送される第6話では、當真演じる水面がメインとなりストーリーが展開する。本格女優デビューから1年が過ぎ、今の思いや第6話の見どころを聞いた。
【写真】妻夫木聡、松下奈緒との共演は学ぶことが多いという當真あみ
◆初めて“泣き芝居”にもチャレンジ「役にしっかり入りきらないとできないのが難しい」
本作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの姿を描く完全オリジナルの医療エンタテイメント。闇医者チームのメンバーには、主人公で孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称エース)に妻夫木聡、その相棒である交渉人・下山田譲(通称ジョーカー)には藤原竜也、すご腕オペナース・依田沙姫(通称クイーン)には松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称スペード)を日向亘が演じる。
當真が演じるのは、エースのもう一つの顔である、パティシエ・波佐間と彼が作るケーキの大ファンで、パティスリー「カーサブランシェ」に足繫く通っている女子高生・嶋崎水面。一見ごく普通のケーキが大好きな女の子だが、時折寂しげな表情を見せることも。第6話では、水面と父(鶴見辰吾)に、闇医者チームが関わる。
演じる水面というキャラクターについて當真は、「自分の気持ちのままに素直に行動する女の子。今まで演じさせていただいた役とちょっと違った役で、私とは違った性格の女の子だから難しいと思った部分もありましたが、一番明るくて真っすぐな子というイメージで演じました」と語る。
家族や友人からは「妻夫木さん演じる波佐間さんにアピールしているけど、実際はどういう女の子なんだろう。水面ちゃんの内側が全然見えないから、今後どんな風に変わっていくのか気になる」と言われるそう。「第6話では、水面ちゃんの過去が明かされることによって、今の水面ちゃんの行動もすべて説明がつくというか。なぜ波佐間さんにこんなにアタックしているのか、ケーキを毎日買ってまで会いに行っているのか、この6話で水面ちゃんの内面も知れるし、行動の理由も分かるのでぜひ見てほしいです」。
日曜劇場『Get Ready!』に出演する(左から)當真あみ、松下奈緒 (C)TBS
撮影現場の雰囲気を尋ねると、「妻夫木さんは、医療シーンもあるのでセリフも大変ですし、毎日撮影でお忙しい中でも、優しく話しかけてくださいます。また、オペのシーンではガラッとかっこよくなるんです。私がパティスリーで接している波佐間さんにはそういう雰囲気がいい意味で全くないので、本当にエースなのかなって思うくらいに全然違う感じに演じ分けをされていてすごいなって思いました。松下さんは、すごくきれいで優しいお姉さんという印象で、会話しているとなんだか落ち着きました」。
第6話では、初めて泣く演技にも挑戦した。「役にしっかり入りきらないとできないっていうのが難しくて、その時のシーンの水面ちゃんの気持ちをすごく考えながらやっていました。なんでここで泣いているのかっていうことを、しっかり考えてやりました」と振り返る。父親役の鶴見辰吾にも助けられたそうで、「『ちょっとこうするといいよ』っていうアドバイスをくださり、スムーズにやりやすくなりました。一緒に演じていて学ぶこともたくさんありました」と感謝する。