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日向坂46・影山優佳が明かす、卒業決断までの葛藤 欠席したライブを見るのは「今もハードルが高い」

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■欠席したライブを見るのは「今もハードルが高い」



――影山さんは、今年2月にグループ卒業を発表しました。写真集を引き受けた当時、すでに卒業は決まっていたのでしょうか?

影山:決まっていました。今回の作品は節目というか、アイドル・影山優佳としての「卒業写真集のような形で出しましょう」といったお話があり、ここまでお世話になった皆さんへの恩返しも込めて、挑戦しようと決めました。

――卒業の理由は、大きな音へ過敏に反応してしまう「耳の特性」。2022年夏に、心の中で卒業を決めたそうですね。

影山:元々、目や耳、鼻の感覚が鋭く「繊細さんなのかな」という感じで、加入当時からライブで「音が大きいな」と思っていたんです。日向坂46のライブ会場が大きくなるにつれて、みんなと同じレベルで大きな音に付いていくのが難しくなってきたので、そこから卒業を考えるようになりました。

心の中で決める前、1年以上前からスタッフさんには個別で対応していただき、ご迷惑をかけながらやりくりしていたんですけど、気力だけではどうしようもなくなってきて。活動の中でもライブが一番好きでしたし、次のライブがあるから「頑張ろう」とか、生きがいやモチベーションの軸だったんです。でも、それがままならなくなった以上は、自分の新しいやりがいを見つける方が「今後の人生のためになるんじゃないか」と思い、卒業を決めました。


――卒業発表後、気持ちは落ち着きましたか?

影山:ホッとしているより「これでいいのだろうか」というマインドになることが多いです。卒業発表でおひさま(ファンの愛称)の皆さんは「怒るかな」と思っていたし、発表前後は心が揺れ動き、不安定でした。自分のいないライブを見るのは今もハードルが高いんですけど、ライブはみんなの頑張ってきた積み重ねを見せるための晴れ舞台だしお祭りだから、報われてほしい思いで、メンバーを純粋に応援しています。

――発表時に「この数ヶ月は毎日家で悩んで泣いて」と明かしていました。

影山:昔から感受性が高過ぎて、悲しい小説や映画、ニュース、バラエティー番組のドッキリでも「かわいそう」と思ってしまい、涙が出やすい人間ではあったんです。でも、普段は感情を切り離すことで抑えていたんですけど、自分の卒業という出来事が増えてからは、何を見ても涙が出るようになっちゃいました。テレビでワンちゃんが赤ちゃんとたわむれているシーンを見るだけでも泣いてしまう、みたいな。物事がうまくいかず、情けなさで泣くときもあるし、日常で急に涙が出る瞬間が増えました。

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■アンコールで登場した「ひな誕祭」の光景で「けやき坂46」時代を回顧

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