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日向坂46・影山優佳が明かす、卒業決断までの葛藤 欠席したライブを見るのは「今もハードルが高い」

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■アンコールで登場した「ひな誕祭」の光景で「けやき坂46」時代を回顧



――大音量下での不安を抱えながらも、グループのデビュー4周年記念「4回目のひな誕祭」では、アンコールのステージに立ちました。

影山:メンバーに迷惑をかけたくない一心でした。別の仕事はやっているのにライブへ出ていなかったこと、欠席と伝えていたのにステージへ立つこと、どっちにしても怒られると思っていたし、どうすればいいか分からなかったんです。でも、ライブが好きなのは変わらないし、当日まで出る方向で頑張り、本番を迎えました。

本番に向けて、スタッフさんから「『ひな誕祭』は出てほしい。(グループ初となった開催会場の)横浜スタジアムが決まって、これからを考えるとより大切な日になるし、全員で出演するのが大事」と言われて「確かに」と思ったんです。出番は相談しながら決めて、アンコールでの(最後の参加作品である9thシングル表題曲)「One choice」の初披露と「JOYFUL LOVE」だけの参加になりました。

――アンコールのMCでは、客席がサイリウムカラーの「レッド」に染まりましたね。

影山:見た瞬間に感謝の気持ちでいっぱいで、『けやき坂46「走り出す瞬間」ツアー2018』最終日を思い出しました。当時は、学業を理由にした休業期間にもかかわらず出演させていただき、皆さんが客席を真っ赤に染めてくださったんですけど、今も変わらず「ずっと優しい」と実感しました。


――卒業までは「これからの自分を見つけていく期間」にしたいと伝えていましたが、模索中ですか?

影山:今も変わらず、模索しています。写真集発売、新曲発表、外仕事と、目の前に高い壁がずっとあるので、乗り越えるだけで精いっぱいです。グループと外の橋渡し役も増えて、グループのことを考える時間も増えたし、近い未来しか考えられていません。でも、長期的な目標を持って生きるのが大事とも思うので、自分と向き合う時間をもうちょっと取られたらと思っています。

――5月で、アイドルになるきっかけとなったオーディション合格から7年。けやき坂46からの休業を経て、日向坂46へと至った中で得たものは?

影山:最終審査の合格発表日、5月8日は私の誕生日なんです。一期生の加入日、私の誕生日が重なった「人生が変わった日」から、ずっとご縁に恵まれてきました。すてきな一期生のメンバー、スタッフさんに出会えたのも、自分ひとりではかなえられなかった大きな夢やお仕事がかなったのもすべてご縁だったので。

人と人とのつながりなので、人に信頼されたり、助けを求めたりできる関係性は、自分の見ている世界を変えられるパワーを持っているんだと、グループの活動を通して感じました。卒業後にどんな未来を描けるか分からないけど、人のためになることはやりがいもあるし、人生とまで言わなくとも、少しでも誰かをちょっと明るく照らせるような人間になれたらと思います。

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:山田健史)

 日向坂46 影山優佳1st写真集『知らないことだらけ』は扶桑社より5月9日発売。価格は2200円(税込)。

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