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日向坂46・影山優佳が明かす、卒業決断までの葛藤 欠席したライブを見るのは「今もハードルが高い」

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日向坂46・影山優佳
日向坂46・影山優佳 クランクイン! 写真:山田健史

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影山優佳

日向坂46

 サッカー分野でも抜群の知名度を誇るアイドル、日向坂46の一期生・影山優佳。知的好奇心に任せて各地を巡った1st写真集『知らないことだらけ』(扶桑社)では、持ち前の明るさと笑顔をあますところなく見せている。2月にはグループからの卒業を発表し、メンバーでいられる時間は限りあるものに。「耳の特性」で大好きなライブの欠席を余儀なくされるなど、葛藤もあった末に卒業を決断した背景を、写真集の話とあわせて聞いた。

【写真】撮影までに“増量”して臨んだという、影山優佳にとって初の水着カット

■水着&ランジェリーの撮影のため、肉や白米を食べて「自然にお肉が付くように」

 写真集『知らないことだらけ』は、東京、長野、沖縄を舞台に、各地で未知との出会いに知的好奇心をくすぐられ、心を動かされていく影山の表情を切り取った1冊。地元の東京では、ゆかりある場所や興味関心のある場所へ足を運び、長野の松本、諏訪では多くの文化財を体験。沖縄・竹富島では、伝統的な街並みや自然にふれ、水着やランジェリーでの撮影にも挑戦した。

日向坂46 影山優佳1st写真集『知らないことだらけ』より 撮影:新津保建秀 扶桑社刊
――昨年の「FIFAワールドカップカタール2022」では、その活躍からハッシュタグ「#影山寝ろ」も話題に。今も変わらず、多忙そうです。

影山:頑張らせていただいております(笑)。お仕事は好きですし、1日中同じことをやっているより、むしろ精神衛生上いいと思ってます。

――ホッとしました(笑)。さて、今回は1st写真集『知らないことだらけ』のインタビューですが、出版のお話を聞いた当時の心境は?

影山:自分が写真集を出すとは想像していなかったですし、ビックリしました。実は、写真撮影が苦手なんです。アイドルに向いてないと思うんですけど…(笑)。写真を撮られることに自信がなかったので、「大丈夫かしら?」と不安もありました。

――意外です。それでも挑んだ写真集。日向坂46はもちろん、サッカーをきっかけに知った方も新たな一面を見られそうですね。

影山:ロケでは自分が「知らないことをいっぱい学ぶ」というテーマもあったんですけど、タイトルには、皆さんにとって「知らない私」がいっぱい詰まっているという意味も込めたんです。打ち合わせでは「写真集はよく分からないんですけど、影山優佳の幅を出したいです」と難しい注文を出して(笑)。そこから始まったので、「こんな表情もするんだ」と思っていただけるならうれしいです。

――そんな思いがあった撮影で、テーマにある「知的好奇心」を最も満たせた場所は?

影山:東京・三鷹市の国立天文台です。研究員の方にアテンドしていただき、望遠鏡をのぞくカットの撮影では木星を見ました。ギリシャ神話や天体の話が好きなので、研究員の方とお話しできて楽しかったです。

――ファンの皆さんが「知らない私」を見せられた撮影は?

影山:分かりやすいものでは、水着やランジェリーのカット。普段から、私服も露出は控えめなので、相当珍しいです。表情づくりやポージングのハードルも高く、スタッフさんに「すみません。どうやればいいか分からないので、教えてください」とお願いして、体を動かしてもらいながらの撮影だったので、マネキン状態でした(笑)。

初の水着カット(左)とランジェリーカット撮影中の1枚(右) 日向坂46 影山優佳1st写真集『知らないことだらけ』より 撮影:新津保建秀 扶桑社刊
――(笑)。SHOWROOM配信で「人生で初めて水着を着た」と話していたのは、驚きでしたが…。

影山:学校の授業以外では、という意味です(笑)。中学3年生でアイドルになったので、水着で友達とお出掛けするイベントの機会がなかったんです。

――なるほど。水着やランジェリーの撮影に備えて、体を絞るのではなく「食べた」そうですね。

影山:客観的に自分を見たとき「ちょっと細くないかな」と思ったんです。読者の方に「ちゃんと食べてるのかしら、この子」と不安にさせてしまったら申し訳ないので、衣装のフィッティングから撮影までの2週間で食べて、自然にお肉が付くように意識しました。お肉が好きなのでメンバーと焼き肉へ行ったり、白米やドーナツを食べたりと、糖質や脂質の高そうなものを意識して取ったんです。撮影中も、沖縄でゴーヤチャンプルーをめちゃくちゃ食べて、スタッフさんから「お腹がポッコリ出ないのが不思議」と言われました。

――準備して臨んだ撮影は、いかがでした?

影山:緊張しました。勝手が分からず、自己肯定感が低いのもあって表情やポージングが「全部、不正解じゃないか」と最初は思ってしまって。でも、撮影チームの皆さんが「めっちゃいい」「カッコいい」と褒めてくださったおかげで緊張もほぐれて、素の笑顔を出せました。

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■欠席したライブを見るのは「今もハードルが高い」

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