乃木坂46・久保史緒里、女優として挑戦の日々に思う“3期生がグループのためにできること”
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――先日、齋藤飛鳥さんの卒業コンサートも終え、改めて3期生が乃木坂46の先頭に立つという実感が湧いたのではないかと思いますが、現在はグループ内でのご自身の立場についてどう感じていますか。自分は「助けて」とあまり言えないともおっしゃっていました。
久保:今まではSOSを言葉で出せなくても、言葉よりも先に涙が出てしまったり、暗い表情をしてしまっていたりした時に、すぐに気付いて駆け寄ってくれる先輩という存在がいてくださいました。でも7年目にして、昔よりも強くなったなと思う部分もあるし、今まで駆け寄ってくださっていた先輩に自分はすごく救われていたので、これからは自分も「助けて」と言えない子たちに駆け寄れる存在になりたいなと思っています。
――2月に行われた「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE」の3期生単独ライブでは、久保さんが「3期生にもまだまだやれることがある」とおっしゃっていました。あの言葉に込められた思いを伺っても良いでしょうか。
久保:今、話したように後輩のケアや後輩が活動しやすい環境を先輩として作っていくということは、組織としてもちろん大事なことだと思うんですが、だからといって3期生が“サポートするだけの人”になるのは違うなと思っているんです。自分たちから輝いてもいいし、自分たちのやりたいことをやってもいいと思っています。3期生は7年目だけど、まだまだ3期生がこれからの新しい道を開拓していくのもすごくいいことだと思うんです。だから「やれることがある」。
その1つが自分にとってはお芝居の道だったりもするんです。グループに新しい風を吹かせるのは若い子たちじゃなきゃいけないかというと、必ずしもそうではないなと思っています。山下(美月)は朝ドラに出演したことで新しい風を吹かせてくれたし、そういうことって、3期生にもまだできることなんだと信じています。
――先輩という立場になると後輩に活躍を譲るようになることも多い印象もあり、それはどこか寂しい気がすることもあります。
久保:もちろん後輩が活躍してくれることはグループにとって何よりもうれしいことです。だけど、譲るんじゃなくて抜かしてほしい。それが組織としては一番良い形なんじゃないかなと思っています。
――素敵な考え方だと思います。