磯村勇斗、『何食べ』“ジルベール”の第一印象は「とんでもない猛獣」 LGBTQ+題材ドラマ出演の覚悟とは
season2では、アラフィフに突入したシロさん&ケンジの日常が描かれる。毒舌キャラとして言いたい放題、ワガママ放題で周囲を引っ掻き回す航も年齢を重ねたことになるが、磯村は「航は相変わらず、小悪魔です」とにっこり。「一方で、大人になってきているのかなと思うところもあって。season1に比べると、4人でいる時の自分の居場所や立ち位置を理解し始めてきたのかなと。4人の世界では少し大人になっているような気もします」と航に起きた変化も感じているそう。
役を受け取った当初は「とんでもない猛獣だ」と航のワガママぶりに驚いたものの、「航はとても一途。演じていると航の本音が見えてくるようなところもあって、最近ではツンツンしているところもかわいく思えてきました。とても愛おしくなってきています」と愛情を深めているとのこと。
視聴者からも絶大な人気を博すキャラクターとなった航。磯村も反響を肌で感じているというが、その人気の理由についてどのようにとらえているのだろうか。すると「みんなが言いづらいことや、隠しているようなことも、航は思ったままに本音で言うことができる。そういったところは愛される点なのかなと思います。また、あれだけワガママを言ってもどこか母性本能をくすぐったり、面倒を見てあげたいと思わせるような魅力がある」と分析。
航を演じる上では、ある覚悟も胸にしていると話す。「season1から心がけているのは、LGBTQ+の当事者の方に失礼のないように、敬意を持って、しっかりと責任感を持って演じることを大事にしています。season1の放送から約4年が経ち、日本でもLGBTQ+についての理解や関心が深まってきていると思います。本シリーズがたくさんの人に愛されるドラマになっていることを思うと、男性、女性がいるのと同じように、LGBTQ+が存在していることが、自然にとらえられるような世の中になってきている部分もあるのかもしれません。本シリーズが、多様性について関心を持っていただけるツールの1つになっていたらとてもうれしいです」と思いを巡らせる。