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磯村勇斗、『何食べ』“ジルベール”の第一印象は「とんでもない猛獣」 LGBTQ+題材ドラマ出演の覚悟とは

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磯村勇斗
磯村勇斗 クランクイン! 写真:高野広美

 大胆さとしなやかさをあわせ持ち、若手俳優の中でも特別な存在感を放つ磯村勇斗。話題作への出演が相次いでいる彼の代表作の1つとなったのが、小悪魔的キャラクターのジルベールこと井上航役をハマり役として演じたドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)だ。同シリーズで共演する西島秀俊、内野聖陽、山本耕史ら先輩俳優たちからたっぷりと刺激を受け、年齢を重ねていくことに希望を感じているという磯村。season2もスタートした今、ジルベールに対して深まる愛情や、作品選びで大事にしていることなど、31歳の胸の内を語った。

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■『何食べ』の現場は「ホーム」 深まった先輩たちとの絆

 よしながふみによる人気漫画をドラマ化した本シリーズ。“シロさん”こと料理上手の弁護士・筧史朗(西島)と、その恋人で人当たりの良い美容師、“ケンジ”こと矢吹賢二(内野)の毎日の食を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描き出す。2019年4月クールで放送されたドラマのseason1、2020年元日放送の正月スペシャルドラマ、2021年公開の劇場版に続き、このたび待望のseason2がスタートした。

 劇中に登場するもう1組のカップルが、航&小日向大策(山本)で、シロさん&ケンジとは、4人で食事をしたりする間柄だ。season2が決定し、磯村は「『ホームに戻れる』といった感覚で、また皆さんと一緒にお芝居できることが楽しみで仕方なかったです」と本シリーズの現場を“ホーム”と表現するほど、愛着を感じている様子。「これだけたくさんの方に愛していただける作品、役に出会えることもそんなにないこと。自分にとってもとても大切な作品になりました」と心を込める。


 撮影が始まり、「西島さん、内野さん、山本さんと『久しぶりですね』と話している時に、『何食べの現場に戻ってきたな』と感じました。4人でその場に集まると、まるでパズルがそろったように“何食べエネルギー”みたいなものがパッと生まれるんです」とそれぞれが自然と『何食べ』の世界へと帰還したと話す磯村。尊敬する先輩である3人と、丁々発止のやり取りを繰り広げる役柄として共演を果たしている彼だが、season1から数年が経ち「先輩方と、より距離が縮まった気がしている」と喜びを吐露する。

 「今回ハロウィンでコスプレをするシーンがあるんですが、そこでどのような動きをしたらいいかと僕がかなり悩んでいて。西島さんは『そんなに悩まなくてもいいぞ。ストイックすぎる』と声をかけてくださったり、内野さんは『かわいいよ』と言ってくださったり」と笑いながら、「筧さんの家にみんなで集まるシーンになりますが、なんだかお正月に親戚同士が集まってきたような雰囲気があって。スタッフさん含め、家族のような温かさを感じながらお芝居をすることができました。season1では西島さんや内野さん、山本さんの話し合いについていくのに必死だったんですが、season2では一緒にディスカッションに参加したり、僕からも提案させていただくこともできた。先輩方もそれを受け入れてくださって、より絆が深まっている気がしています」と先輩たちに支えられながら、役者としても進化を遂(と)げている。

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■多様性の時代に、LGBTQ+を題材としたドラマを作る覚悟

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