西島秀俊&内野聖陽、『きのう何食べた?』シロさん&ケンジと共に年齢を重ねていける喜び
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『きのう何食べた? season2』場面写真 (C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社
――お二人の演じるシロさんとケンジの間に流れる空気感がとても心地良いことが、人気の秘訣だと思います。改めて、お互いが相手役で良かったなと思うことについて教えてください。
西島:内野さんは、全身全霊を込めて役に向かう方なので、いつも「こういう方が相手役でよかったな」と思っています。内野さんの役への向かい方を見て、僕もそうだし、現場の俳優全員が「役にはこうやって向かうものなんだ」と引っ張ってもらっています。
内野:そうなんですか?(照)
西島:どれだけ役にのめり込めるのかということを、内野さんが誰よりも現場で体現してくれています。内野さんなしに、このドラマは考えられません。
内野:なんだかズルいな…(照)。
西島:本当のことですから! 内野さんが現場に「おはようございます!」と入ってくると、温度が二度くらい上がりますからね。全体のテンションが上がって、想像もしなかったようなことが起きたりもする。ものすごくストイックですしね。
内野:昔から「暑苦しい」とよく言われております(笑)。ストイックというか、きっと日常を現場に持ち込まないように、「おはようございます!」と切り替えるようにして入ってきているんだと思います。僕は激情型なタイプなんですが、西島さんはとても理知的な方。現場で不測の事態があった際には、西島さんが「それだったらこうすればいいんじゃないか」と非常に冷静にその場をまとめてくれます。それは僕には絶対にないもので、ものすごく頼もしいですし、いつも助けていただいています。