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西島秀俊&内野聖陽、『きのう何食べた?』シロさん&ケンジと共に年齢を重ねていける喜び

ドラマ

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西島秀俊

内野聖陽

◼︎シロさん&ケンジと一緒に年齢を重ねていける喜びとは?


『きのう何食べた? season2』場面写真 (C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社
――season2では、アラフィフに突入したシロさんとケンジの日々が描かれていきます。シリーズのファンの方の中には、彼らと年齢を重ねていけることに喜びを感じている人も多いことと思いますが、お二人にとってもそういった気持ちはありますか?

内野:そうなんですよね、年を取っていくドラマなんです(笑)。人間って人生経験を積み重ねながら、劣化していくところもあれば、成長していくところもある。そういったものすべてを取り込んでしまっているドラマなんですね。だからこそ僕自身も見栄を張ることなく、「シワが増えたな」「シミが増えたな」というものも取り込んでいいんだと思うと、ホッとするところもあって。「皆さんも年を取るでしょう? 我々も取るんですよ」といった感じです(笑)。

そして、西島さんも一緒に年を取られていく。撮影がハードになってきて「辛いな」と感じてふっと隣を見ると、「西島さんもハードそうにしているな」と思ったりして。時の流れを共有している安心感がある。そうはいっても西島さんは美しい方なので、ジェラシーすら感じる瞬間もたくさんありますが(笑)、ゆったりと経年を受け入れていくという状況は一緒。なんだか一緒に年を取っていくドラマというのは不思議だし、それもいいものだなと思っています。

西島:season2では史朗とケンジが、アラフィフになっています。実際の僕たちよりは少し年下なので、ちょっと前に自分が経験したり、実感していることを、まさに史朗とケンジが直面していくわけです。この原作は、人生においてみんながぶつかるような壁についても描いていて、それをささやかな日常の幸せで乗り越えていくというお話なので、その中ではどうしても厳しい現実も映し出されていきます。それは僕にとっても、まったく他人事には思えない。「わかる」「本当にそうだよな」と思うことばかりで、共感もするし、胸に迫るものもたくさんあります。それを演じられるというのはやりがいもありますし、いくらでもそれを繊細に表現していけるというのは、この作品の特別なところだなと感じています。

『きのう何食べた? season2』場面写真 (C)「きのう何食べた? season2」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社
――season2で、「パワーアップしているな」と思うところを教えてください。

西島:ケンジの優しさがパワーアップしています。ちょっと具体的なシーンについては言えませんが、「こんなステキなことをやられたら、この人のことを一生大事にしたいと考えるよな…」と思うくらい、ケンジの素晴らしさが表れている場面があります。

内野:シロさんって愛の表現が苦手だったりもするんですが、裏では「これを買っていったらケンジが喜ぶだろうな」とかやさしい心の声の多い人。season2も、「これは観る方のハートをつかむな。シロさんの人気、爆上がりするじゃん!」と感じるような脚本でした。そう思うくらい、シロさんのケンジへの想い、愛は確実にパワーアップしています!

(取材・文:成田おり枝)

 ドラマ『きのう何食べた?season2』は、テレビ東京系にて10月6日より毎週金曜24時12分放送。

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