マルチアングラー・“おかまり”岡田万里奈、人気アイドルとのガールズバンドデビューから「メディアで発信する釣り人」になるまで
関連 :
釣り界のアイドル的存在として、アングラー(釣り人)に広く認知される“おかまり”こと岡田万里奈。自身のYouTubeチャンネルや、釣りメディアで広く活躍する彼女は、かつて元モーニング娘。の田中れいなと共に組んだガールズバンド・LoVendoЯでヴォーカルとして活動。そんな彼女が人気“マルチアングラー”となるまでの歩みを聞いた。
【動画】元LoVendoЯ・岡田万里奈の釣り師っぷりがすごい! アジ入れ食い釣行の様子
■勢いで受けたオーディションに合格! いきなり人気アイドルとのバンドデビューに戸惑いも
――オーディションを経て、19歳でLoVendoЯに加入。当時、音楽の世界へ飛び込んだ理由は?
岡田:10代のころは怖いものなしで、何でもチャレンジしたかったんです(笑)。高校時代、大学合格後も先生に「歌手になる」と言っていたし、進学先で友達とアマチュアバンドも組んだ延長線上で、いくつかのオーディションに応募した中で最初に受かったのが、田中れいなさんと音楽活動を行う女性メンバーのオーディションでした。
――なかば勢いで受けたオーディションで、デビューのチャンスをつかみ取ったと。
岡田:いくつかのオーディションを通して、落ちる怖さや不安がなかったので、ただただ審査の過程がすごく楽しかったんです。でもまさか合格するとは思わず、最初は複雑な気持ちで…。モーニング娘。さんのコンサートのステージでお披露目されるまで、合格したことは両親にしか話せず、デビュー準備のために大学を1年生の前期だけで退学することも友達に相談できませんでした。退学をすることでデビューすることへの覚悟を決めたという感じでした。
――合格後、すぐにバンド活動がはじまり大変だったのでは?
岡田:本格的なレッスンは初めてで、歌もダンスも未経験な私には、数十曲をいっぺんに覚えるのは大変でした。モーニング娘。のエースだった田中れいなさんと素人の私を含めた3人とでは人気や経験に大きな差がありました。バンド活動当初は、ステージに立っても自分を見てくれる人がいなくて。でも、田中さんとはあまりに芸歴が違いすぎて、嫉妬はなかった。ただ、迷惑かけている罪悪感がずっとあった気はします。今思うと、歌手になりたい夢しかなくて、歌手になって「どうする?」がなかったのだと思います。