佐々木蔵之介、“初共演”なにわ男子・高橋恭平の“ヒーロー的存在”に驚くも「なるほど」
ドラマ『マイホームヒーロー』場面写真 (C)山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ『マイホームヒーロー』製作委員会・MBS
――本作では様々な恐怖や嫌な体験が次々と出てきますが、ご自身が撮影中、嫌だったことは?
佐々木:毎日メイクの最後に血のりを付けられることですね。血のりがない日の方が少なくて(笑)。血のりを付けていると、いろんなことが制限されるので、お弁当が食べづらいとか、あんまり休憩にならないんです。
高橋:たしかに。ずっと顔の半分、赤でしたよね(笑)。
佐々木:そう(笑)。あれは嫌でしたね。でも不思議なもんで、なかったらなかったで物足りなくなって、「本当に今日なくていいの?」ってことはありました(笑)。
高橋:僕は恭一が初めて挑戦する役柄だったので、メイクや芝居など初めてなことが多く、すべてがいい経験で。作品中に嫌なことは何もなかったです! めっちゃ楽しくて、芝居の幅が広くなったのではないかと思います。
――タイトルにかけて、ご自身にとってのヒーロー的な存在は?
高橋:僕のヒーローは自分ですね。
佐々木:思いもしない回答がきたな(笑)。
高橋:蔵之介さんにはまだ言えてなかったんですけど、僕、自分がめっちゃ大好きなんです。それは常にポジティブでいて、何事も肯定する生き方をしたいから。マイナスになった時は「自分すげえやん」「これできてるのかっこいいじゃん」って、いつでもプラス思考に変えているので、そういう意味では自分がヒーローです。
佐々木:なるほど。僕も自分ですね(笑)。
高橋:ほんまですか!? さっき予想外の答えって言ってましたけど(笑)。
佐々木:うん(笑)。今の理由を聞いたら自分もかなと。こめまに凹むけど、それでも「頑張った」って自分を褒めて、夜はお酒を飲んで「明日も頑張ろう」と自分を上げてるからね。『マイホームヒーロー』というタイトル通り、僕はヒーローです!(笑)
高橋:まさかの被りでしたね(笑)。
ドラマ『マイホームヒーロー』場面写真 (C)山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ『マイホームヒーロー』製作委員会・MBS
――現場の中でお互いのヒーローっぽい部分は?
高橋:蔵之介さんはカメラが回ってない時に、スタッフさんやキャストさんに話しかけて笑かしてから、撮影に入る。そういうのは本当にすごいですよね。また撮影が始まると、すごいオーラですっと役に入ってらっしゃって。ずっと圧倒されてました。
あと僕は蔵之介さんの声が大好きなので、声を聞いてるだけで見惚れてしまって。「見惚れたらあかん!」と思いながら、芝居してましたね(笑)。蔵之介さんとの共演は、緊張しながら楽しみながら、いろいろ学ばせていただきました。
佐々木:高橋くんは、撮影の合間、集中している時にダンスの練習をしているわけでもないのに自然に体でリズムをとっていて。彼の本質のようなものを見た気がしました。そうやって自分を調整しながら本番に挑んでいるんだなと。あれは面白かったですね。
高橋:まさかそれを見られてるとは思ってなかったので、恥ずかしいです(笑)。
佐々木:いやいや、俺は絶対それはないからさ。あれはよかったよ。
高橋:ありがとうございます!
(取材・文:高山美穂)
ドラマイズム『マイホームヒーロー』は、MBSにて10月24日より毎週火曜24時59分、TBSにて同日より毎週火曜25時28分ほか、全国29局で放送。映画は2024年3月8日公開。
ドラマ『マイホームヒーロー』ポスタービジュアル (C)山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ『マイホームヒーロー』製作委員会・MBS