半田健人&芳賀優里亜、「『仮面ライダー555(ファイズ)』は青春」 20周年の新作は「らしさを守るのも務めだと思った」
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――本作は真理を中心に物語が進んでいくと言っても過言ではないくらい、キーキャラクターになっています。
『仮面ライダー555(ファイズ)20th パラダイス・リゲインド』場面写真 (C)2024 石森プロ・バンダイ・東映ビデオ・東映(C)石森プロ・東映
半田:真理というキャラクター史上、いちばんの革命・変化があったよね。
芳賀:あった。ネタバレになってしまうので詳しくは伏せますが、ラストシーンであのセリフが言えたということは、心の底からオルフェノクという存在を受け入れることがやっとできたのかなと思っています。
半田:ショッキングなんだけど、逆にスッキリするんじゃないかな。
芳賀:ですね。ぜひ、劇場で確かめていただければと思います。
――昭和・平成・令和と続く「仮面ライダー」シリーズ。『555』に携わってきてお二人は「仮面ライダー」が長く愛されるのはどういう魅力があるからだと思いますか?
半田:今回『555』の新作が実現したのがいい例だと思うのですが、ふつうなら20年も前の作品は、あまり振り返ってもらえることはないんです。でも、「仮面ライダー」というのは昭和から続いているシリーズということで絶え間なくファンがいてくださって、今も昔も関係なく見ていただけている。そこがすごくいいところなんじゃないかなと思いますね。
芳賀:単純に、やっぱり面白いんですよね。常に新しいもの・時代の風景に合ったものをスタッフさんたちが試行錯誤しながら考えて、意欲的に取り組んでいる結果が、長い歴史になっているんだと思います。
――作品を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。
(左から)芳賀優里亜、半田健人
芳賀:新キャスト・新フォームと色々とアップデートされていることもありますが、しっかりと『555』らしさも散りばめられています。今と昔の『555』を両方楽しめるような作品になっているので、ぜひ劇場で2度、3度と見ていただけたら嬉しいです。
半田:みなさんの応援のおかげで20周年の新作ができました。この作品は、これまで応援してくださった『555』ファンの方なら、「そうこなくちゃ」と共感していただけるものになっているはずです。本作を見て、また一層、『555』を愛していただけたら幸いです。
(取材・文:M.TOKU 写真:高野広美)
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』は、2月2日より新宿バルト9ほかにて期間限定上映。