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鞘師里保、地上波連ドラ初主演 アーティスト、俳優としての「挑戦」を糧に目指す先とは

ドラマ

■常にある挑戦は「新たな表現の仕方、自分の見せ方を考えるきっかけに」



――俳優として、2度の主演作に挑戦した2023年。一方のアーティスト業では、6月の「RIHO SAYASHI Billboard Live 2023」で、得意のダンスを封印した生バンド編成で歌い上げるステージに初挑戦しました。

鞘師:根本では「ダンスがないとお客さんに満足してもらえないんじゃないか」と思っていたので、最初に「やりませんか?」と聞いたときは、胸がギュンッと締め付けられる感覚でした。でも、楽しかったです。いつもの打ち込みでの音源とは異なる生バンド演奏のライブならではの化学反応を楽しみながら、自分の曲が「生バンドだとこう変化するんだ」と気づくのも面白かったですし、ファンのみなさんにも喜んでいただけたのを実感しました。パフォーマンスへの価値観も変わり、9〜11月の「RIHO SAYASHI 3rd LIVE TOUR 2023」ではダンスを減らし、演出を工夫して、演技と共に大きな変化を感じました。

――様々な経験を糧にする鞘師さんは「挑戦」を前にしてワクワクするタイプですか?

鞘師:最初、反射的には不安が来ます。25歳のひよっこですけど、芸歴だけ数えると十数年目で、どこか自分のやり方に落ち着き始めている気持ちもあったんです。でも、「初めてですけど、やりませんか?」と頂けるお話は、新たな表現の仕方、自分の見せ方を考えるきっかけになりますし、成長のきっかけにもなって。2023年は「落ち着いてはいけないんだ、まだ」とハッとする機会も多く、「チャンスをものにしなきゃ」と考える1年でした。


――新たな価値観に触れて、2024年も俳優業とアーティスト業でさらなる飛躍が期待されます。

鞘師:たくさんのきっかけを頂けて、運のよさも感じているんです。演技では「あの作品面白かったよ」とおっしゃっていただける方を1人でも増やしたいですし、今回のドラマが年明け1作目の出演作になるので、いいスタートを切れればと思います。アーティスト業では、アスリートのように歌もダンスも全力でパフォーマンスして、魂を届ける感じのライブをずっと続けてきましたけど、コンセプチュアルなステージも披露できれば面白いかなと思っています。毎年のツアーはもちろん、「Billboard Live」のような生バンド形式のライブも違った楽しみ方が生まれるので、チャレンジしたいです。

――最後に、地上波連ドラ初主演作では地方から上京する女の子を演じますが、彼女と同じく広島県から上京した鞘師さんは、毎年のツアーで必ず故郷へ凱旋します。そこに対する、自身の思いも伺えれば。

鞘師:音楽のパフォーマンスで「やっていくぞ!」と幼稚園時代から思い続けて、その信念のもと、広島(アクターズスクール広島)でレッスンしていた場所なので、思い入れはあります。今もライブを見に来てくれるスクール時代の友達や先生に、成長を見せたくて。ファンのみなさんも凱旋するたび、各々の出身地に関係なく喜んでくれるので「大事にしてくださっている」と感じています。広島では「みんなで里帰りした」と思えますし、心をリセットさせてくれる意義ある場所だと思っています。

(取材・文/カネコシュウヘイ 写真/高野広美)

 ドラマ『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』は、テレビ東京ほかにて1月10日より毎週水曜25時放送。

ドラマ『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』ティザービジュアル (C)テレビ東京

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