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長澤まさみ、実はラブストーリーは苦手 でも新作は「自分が演じるためにある感じがした」

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長澤まさみ
長澤まさみ クランクイン! 写真:高野広美

 俳優の佐藤健が主演を務め、川村元気の恋愛小説を映画化する『四月になれば彼女は』。“心に刺さる”ラブストーリーとして注目を集める本作で、佐藤演じる主人公の婚約者で、結婚式の準備が進む中、『愛を終わらせない方法、それはなんでしょう』という謎掛けを残して突如失踪してしまう獣医・坂本弥生を長澤まさみが演じる。謎めきながらも等身大な悩みを抱える女性を説得力たっぷりに体現した長澤に、本作出演への思いを聞いた。

【写真】アンニュイな表情が色っぽい! 長澤まさみ、撮り下ろしショット

◆弥生役にあてがきのような印象「自分が演じるためにある感じがした」

 精神科医の藤代俊(佐藤)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森)から手紙が届く。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランド。その後も世界各地から届く、春の手紙。

 時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤)と結婚の準備を進めていた。けれども弥生は突然、姿を消す。「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう」。その謎掛けだけを残して。春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか? 2つの謎はやがてつながっていく。「あれほど永遠だと思っていた愛や恋も、なぜ、やがては消えていってしまうのだろう」。現在と過去、日本と海外が交錯しながら、愛する人の真実の姿をさがし求める“四月”が始まる。

映画『四月になれば彼女は』場面写真 (C)2024「四月になれば彼女は」製作委員会
――今回演じられた弥生はどこか謎めいた女性でありながら、多くの女性が共感できるような繊細さや心の揺らぎを抱えるキャラクターでした。

長澤:弥生という役には、あてがきで書いていただいているのではないかと感じる部分が多くありました。原作者の川村元気さんにはプロデューサーとして何作もお世話になっているので、「こういうふうに思っているのかな?」って(笑)。うまく私の人間性みたいなものを役に反映している感じがして、すごく演じやすそうだなと思いました。

弥生はちょっと行動が突拍子もないというか、大胆な行動をするところがあるので、共感というよりも驚くところもありました。恋愛をしている人たちの本質みたいな部分を突いているのかなと思いながら、理解を深めていきました。

――あてがきと感じられたということは、弥生という女性は長澤さんの中にすんなり入ってきたのでしょうか?

長澤:すんなりではないですね。嫌だなというか…(笑)。私はこういう人じゃないけど、弥生のあやうさというか、そういったものを求められているように感じました。そんなに似ているわけではないのですが、でも確実に弥生は自分が演じるためにある感じがしたんですよね。理解できないことのほうが多いけれど、弥生を演じられたらとても深いところに行ける気がしたというのはありました。

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◆実はラブストーリーは苦手

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