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中村ゆり、『鬼平犯科帳』密偵おまさ役挑戦にプレッシャーも「私なりのおまささんを見つけていこう」

映画

◆座長・松本幸四郎は「リラックスできる環境作りをしてくれた」


劇場版『鬼平犯科帳 血闘』場面写真 (C)「鬼平犯科帳 血闘」時代劇パートナーズ
――松本幸四郎さんの印象はいかがでしたか。

中村:普段はすごくふわふわされている方で、私たち年下の役者に対しても壁が全くないんです。撮影が始まってからしばらく経って「それが幸四郎さんの座長としての在り方なんだ」と分かりました。周囲にプレッシャーを与えず、みんながリラックスできる環境作りをあえてしてくださっていたんですよね。それでも、クランクアップの日には幸四郎さんが涙を流していらっしゃったので、「それだけの思いの中でやられていたんだ」と感じました。ものすごくプレッシャーを抱えていらっしゃっただろうし、おじさま(二代目中村吉右衛門さん)がやられていた役なので、思い入れもとてつもなかったと思います。いろんな思い出もきっとたくさんよみがえってきていたのではないかなと感じましたし、そういう内側にある熱いものが幸四郎さんの魅力なのだと思いました。

――他の共演者の方についてはいかがですか。

中村:志田未来ちゃんとは何度も共演しているのですが、今回の役のような未来ちゃんは今までに見たことがなかったので、どんな未来ちゃんになるんだろうとすごく楽しみでしたし、すごく素敵でした。未来ちゃんも私もサウナが好きなので、お互いに最近行ってよかったサウナを報告しあっていたのを覚えています(笑)。それから、柄本明さんとも何度か共演させていただいているのですが、柄本さんは今回が一番楽しそうに見えました。京都の撮影所の雰囲気も人も大好きなんだと思います。こんなに饒舌な柄本さんは初めてというくらいずっとお喋りしてくださいました(笑)。私は不慣れなことも多い中、柄本さんにはお芝居でたくさん助けていただきました。

――最後に視聴者の方に向けてメッセージをお願いします。

中村:今回の作品に向き合ってみて、当時と現代では、生活は違っていても人間模様に大きな差はないのかなと思いました。人が人としての営みをしているということは今とまったく変わらない。それでいて、今以上に死が隣り合わせであることや、寿命も今とは違う人々の選択とか生き様に、今、学ぶこともたくさんあると思うので、ぜひ若い方にも楽しんでいただきたいです。

(取材・文・写真:山田健史)

 劇場版『鬼平犯科帳 血闘』は、5月10日全国劇場公開。

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