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『ウルトラマンアーク』出演の西興一朗、3大特撮ヒーロー作品制覇に「まさかウルトラマンからお声がかかるとは…」

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西興一朗
西興一朗 クランクイン! 写真:高野広美

 7月6日から放送がスタートするウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンアーク』(テレ東系/毎週土曜9時)で、怪獣災害を未然に防ぐために科学調査を行う怪獣防災科学調査所(SKIP)の星元市分所 所長・伴ヒロシを演じる西興一朗。過去に「スーパー戦隊」や「仮面ライダー」への出演経験がある西は、本作で3大特撮作品制覇となる。「まさかウルトラマンからお声がかかるとは…」と、オファーを受けたときには驚きがあったという西が『ウルトラマンアーク』の魅力を語った。

【動画】西興一朗、「戦隊」から「ウルトラマン」へ 当時の思い出も語る

■『ウルトラマンアーク』のオファーに「えっ、マジで?」

 『ウルトラマンアーク』の舞台はとある町・星元市。そこには「怪獣の角」である「モノホーン」と呼ばれる巨大な物体がそびえ立っており、近年、大規模な怪獣災害が多発している。そんななか、地球防衛隊と共に、怪獣災害の発生・甚大化を防ぐために組織された怪獣防災科学調査所・通称「SKIP」が、日夜市民を守るために調査を続けている。そのSKIPの分所所長・伴ヒロシを演じているのが、俳優の西興一朗だ。

西興一朗
――ウルトラマンシリーズへの出演とオファーを受けたときの率直な気持ちを教えてください。

西:「えっ、マジ?」というのが第一印象です。というのも僕は戦隊モノ(『爆竜戦隊アバレンジャー(以下、アバレンジャー)』)のレッドをやっていたので、円谷プロさんの作品にレギュラー出演させていただくなんて思っていなかったんです。なので、驚きましたね。

――あまり前例がない流れなのでしょうか?

西:詳細は分かりませんが、なんとなく戦隊モノや仮面ライダーなどで主役をやっていた人間がウルトラマンシリーズに出るという印象がなかったので。

――そんななか、レギュラー出演が決まったときはどんな思いだったのですか?

西:うちに小学校2年生の男の子がいるのですが、前々作の『ウルトラマンデッカー』(2022年)にはまっていたので、以前マネージャーさんに「なんかゲストで出られないですかね」なんて冗談で言っていたんです。それがまさかレギュラーという話をいただいたので、すごく責任感があるなと。一方で息子のリアクションも楽しみですね。あとは『アバレンジャー』のファンの方たちにどう映るのかなというのも楽しみです。

――息子さんにはオンエアで一緒に観ているときにネタバラシするのですか?

西:いや、出演情報が解禁されてから言おうと思っています。もう物事が分かるようになってきているので「今日はなんのお仕事行くの?」と聞かれてごまかすのが、結構きついんですよね(笑)。

■『アバレンジャー』以降はほぼ悪役でした(笑)

――西さんが演じる伴ヒロシは、主演の戸塚有輝さん演じるユウマや金田昇さん演じる石堂シュウ、さらには水谷果穂さん演じるリンの上司という立場ですが、台本を読まれてどんなキャラクターだと感じましたか?

西:地球防衛隊の隊長ではなく、民間の調査所のリーダーということで、ちょっとこれまでのリーダーとは違うのかなと。台本を読んでも、どちらかというと高圧的な感じではなく、距離が近いキャラクターなんですよね。本当に近所にいるおじさんを意識しています。とても楽しく撮影ができました。

――ヒーローものの主演経験者ということで、戸塚さんにアドバイスなどはされたのですか?

西:いやいや、全然そんなことはないです。ヒーローものの主役なんて、役者を目指していてもなかなかなれないと思うんです。とてもいい経験ですが、逆にそれがプレッシャーになってほしくないと思っているので、なるべく伸び伸びとやってもらえるようとにかく楽しくというのは意識しました。

――西さんがヒーローをやっていたころと、いまヒーローを演じている子たちはどこか違いますか?

『ウルトラマンアーク』場面写真 (C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京
西:とても真面目ですよね。当時の僕は割とストリートキッズがそのまま役者になったみたいな感じでした。演技には真面目に取り組んでいましたが、役者なんだからプライベートまでそっちに合わせなくていいんじゃないかという感じでちょっと斜に構えているところがあったんです。でも、今の子たちはとても目がキラキラしていますね。

――西さんも目がキラキラされていますが。

西:いやいや。僕は昨年『アバレンジャー』の20周年で映画が公開になりましたが、その前の10年間はほぼ悪役を演じてきましたからね(笑)。ここ何年かでようやくいい人の役がきて、やっと世の中が僕に追いついてきたって感じですよ(笑)。

――ヒーローものをやったから、そのイメージを払拭したくて、ダークな役を意識してやったというわけではないのですか?

西:そういうわけではなかったんです。そもそも性格が真面目ではなく、時代的なものもありましたが、スケボー乗って毎日クラブに行っている人が格好いいみたいな感じだったので。逆に東映のヒーローになれたときは「俺がヒーローでいいの?」みたいに思っていました。

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■3大特撮制覇! 宇宙刑事シリーズも出演し、『ゴジラ』で5大特撮制覇を目指す

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西興一朗、三大特撮制覇で「まさか声がかかるとは…」

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