前田佳織里、アニメ『2.5次元の誘惑』のアフレコは「自分が持っている引き出しをぜんぶ出すくらいの気持ちで臨んだ」
「少年ジャンプ+」(集英社)にて配信中の「何かを熱烈に愛している」全てのオタクへ贈るコスプレ青春漫画『2.5次元の誘惑』がテレビアニメ化。TOKYO MX・MBS・BS11ほかにて7月5日から放送がスタートする。本作を「人格を学べる作品」「ラブコメでありスポ根でもある」と語るのは、ヒロインの一人・天乃リリサを演じる前田佳織里。彼女はアフレコについて「魂でとにかく叫ぶしかない瞬間もあった」と振り返りつつ、尊敬する共演者とのかけ合いに「幸せを感じた」と熱く語ってくれた。
【写真】天乃リリサ役・前田佳織里のインタビュー撮りおろしが満載!
■少年漫画の主人公や少年役をやるくらいのテンションで演じました
――最初に原作を読んだときの感想を教えてください。
前田:序盤はラブコメ要素が強いのですが、読み進めていくと「これはスポ根作品でもあるな」と思うようになって。特にモノローグでキャラクターたちがお互いを認め合うシーンは「スポ根」だと思いました。キャラクターたちが紡ぐセリフが熱くて、胸を揺さぶられて自然と涙を流すこともあったんです。情熱とは何か、好きを求めるとはどういうことなのか、改めて気づかせてくれる作品だなと思いました。
アニメ『2.5次元の誘惑』第2弾キービジュアル (C)橋本悠/集英社・リリサ製作委員会
――演じるリリサはどのようなキャラクターですか?
前田:リリサは好きなものに対しての情熱がとにかくすごい。その好きを追い求めている姿に惹かれてなのか、どんどん仲間が増えていくんですよね。人を巻き込むエネルギーやパワーは唯一無二だなと思います。見た目はかわいいですし、一見は大人しそうに見えるのですが、熱い思いを心の中に持っていて。演じるうえでも少年漫画の主人公や少年役をやるくらいのテンションでやっているんですよ。リリサはカッコかわいい存在なのかなと個人的には思っています。
――主人公・奥村正宗への印象もお聞かせください。
前田:奥村先輩は誰かの好きを決して否定しないんですよ。器が広い人格者です。リリサが迷ったときも最終的に「大丈夫だよ」と言ってくれるのは奥村先輩。リリサの心の拠りどころで、すべての起点になっている気がします。その他のキャラクターもお互いをちゃんと尊重し合っていて、いい人たちばかり。キャラクターたちから人格を学べる作品です!
――その他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
前田:私は753ちゃんが好きです。見た目がすごく洗練された美少女なんですけど、一癖も二癖もあるキャラクターなんですよ。彼女はプロのコスプレイヤーとして第一線で活躍しています。好きを追い求めている最中のリリサたちにとって、プロとの出会いは価値観を変えるきっかけにもなるんじゃないかな。753ちゃんは本当にカッコいいので、みなさんに早く彼女の活躍を見て欲しいです!