高橋文哉&田中圭、『あの人が消えた』は“制約があるようでない”作品 「声のトーン一つでも選択肢が無数にありました」
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テレビドラマ『先生を消す方程式。』で生徒と教師として共演してから4年――。高橋文哉と田中圭の再共演が実現したのが、人気ドラマ『ブラッシュアップライフ』を手掛けた水野格監督がオリジナル脚本を書き下ろした映画『あの人が消えた』だ。今度は配送会社の先輩と後輩役と距離が縮まり、前回の敵対関係とは打って変わって軽妙な掛け合いで魅せる。高橋と田中の演技論にフォーカスし、本作に対する芝居面のアプローチを中心に語ってもらった。
【動画】高橋文哉&田中圭、『あの人が消えた』の撮影現場を語る
■『ゴチになります!』先輩&後輩トーク
――高橋さん、田中さんは共に「映画」「連続ドラマ」「バラエティ」等々を経験されています。メディアの違いによってテンション等の出力をどう変えていますか?
高橋:僕も圭さんの方法論、ぜひ聞きたいです。
田中:僕は全然違います。それぞれ撮り方が違うので、環境の違いによって必然的に変わるイメージです。ただお芝居を変えたりはしていません。文哉くんもそうだよね?
高橋:そうですね。僕も全部違うつもりではいますが、お芝居は一緒です。
『あの人が消えた』場面写真 (C)2024「あの人が消えた」製作委員会
田中:本作のプロモーションでバラエティ番組にもたくさん出演したと思うけど、バラエティに関してはどう?
高橋:バラエティ番組に関して言うと、やっぱり『ゴチになります!』をレギュラーでやらせていただいていることが大きいです。それまではどこか構えていましたが、「構えない方が面白くなることが多いんだな」と気づき、それからは「自分の持っているものを全部その日に出し切る」くらいのテンションになりました。また、僕は元々バラエティを見ることが好きな子どもだったので、子どもの頃から持っている感覚をそのまま投入しています。実際にやってみて、もっとバラエティが好きになりました。
田中:確かに『ゴチになります!』は大きい存在だよね。僕は『ゴチになります!』や、番宣も含めてバラエティに出る機会がこれまで多くて、最初は「何か面白いことをしなきゃ」と思っていましたが、芸人さんをお相手に面白いことなんて無理!と諦めました(笑)。かといって「僕は、俳優です」と全面的に出すタイプでもないので、最終的に「自分が楽しければいいんだ」という風に切り替えました。
――それこそ、実際にやってみないと分からないものでもありますよね。
高橋:確かにそうですね。それは僕らのお仕事すべてに言えることかもしれません。
■“人によって芝居を変える” 高橋文哉が挑戦した新境地
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