伊藤万理華、初共演・中川大志に「かっこよすぎて動揺」 お互いが惹かれる役どころとは
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――チャチャは「人目を気にせず、好きなように生きる」がモットーだと口にしています。最後に、おふたりが人と関係を築く上で大切にしていることを教えてください。
中川大志
中川:実際にできているかは分からないのですが、それこそ「人目を気にしない」ことです。気にしてしまうのは当たり前だし、僕自身、気にして比べちゃったりする瞬間が多くあったんですけど。職業柄、比べられたりすることもありますし。でもその比較も、上と下ではなく、横になるようにと。人の数だけ考え方や価値観があって、違って当たり前。そこに優劣の考えとかプライドが入って来ると疲れてしまう。プライドってどうしても付きまとうものではありますけど、でもまずは前提として、なるべく人目を気にせず、優劣で捉えないようにと、意識しています。
(左から)中川大志、伊藤万理華
伊藤:私は「人に期待しないこと」です。人が自分のことをどう思うかは、その人次第でしかないから、そこに対して「こう言って欲しい」とか「こうして欲しい」と期待してしまうと、自分のメンタルが壊れてしまう。今、中川さんが言ったように、上下の目線を気にしないということにも繋がるかもしれません。そのためにも、過去の自分がやってきたことを、肯定して抱きしめてあげること。究極言うと、人とコミュニケーションしていく上で一番必要なのは、「自愛」かもしれない。自愛することで、人にも優しくなれると思うし、苦しい経験をしたとしても、それを黒歴史とは思わずに、人間としての深みが出るのだと、むしろ誇りにしていきたいです。
(取材・文:望月ふみ 写真:高野広美)
映画『チャチャ』は、10月11日より新宿ピカデリーほか全国公開。