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成田凌&森田剛、互いの存在感を絶賛 台湾ロケの独特な撮影現場で生まれた信頼関係

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■森田剛、成田凌の前後半の変化を絶賛!「ずっと義男を見ていました」


森田剛
――作品をご覧になってどんなところに感銘を受けましたか?

森田:やっぱり観たことがない映像だなと思いました。それを観ることができたのは幸せだったし、先ほど成田くんがラブストーリーだと言っていましたが、出来上がった作品を観たら大きな愛を感じることができました。

成田:僕は結構現場で映像をチェックするタイプなのですが、今回特に(撮影の)池田直矢さんの撮る絵が素晴らしくて、いつも以上に観ていたんです。シーンも入れ替わっていったら見え方も変わる映画なので、どうやって見せていくのかすごく興味がありましたが、音楽がすごくいい役割を果たしていて、とても観やすかった。あとはあれだけ美しい映像を終始観られるというのは、圧倒的だなと思いました。

――劇中、伊守が義男を見て「いい顔するな」と、ちょっとおちょくるように話すシーンが、二人の関係性をよく表しているなと感じたのですが、森田さんから見て、成田さんはいい顔をする俳優さんでしたか?

森田:そう思うところはいっぱいありましたね。出来上がった映画を観て、義男がとても魅力的でした。特に義男の前半と後半の顔が全然変わっているのがすごく面白かった。ずっと義男を見ていました。

――前後半の変化は意識していたのですか?

成田:多分そこまで意識していなかったと思います。でも撮り方に愛があったので、そこはありがたかったです。普通ならまとめて撮ってしまうような場面でも、基本的に時系列で撮ってくださったので。

(左から)森田剛、成田凌
――成田さんから見た森田さんの俳優さんとしての魅力は?

成田:こんなことを言うのはおこがましいのですが、とても心地がよかったです。一緒にお芝居をしていると自然と自分の役になれてしまう、こんなに何もしなくていい人がいるんだ?と思いました。俳優を始めてちょうど10年になるのですが、今までにない感覚でした。森田さんと現場に立つだけで、役に入れるんです。

――日台共同制作でしたが、何か得たことはありましたか?

成田:台湾の方々がとても優しかったです。すごく勉強になる部分が多かったのですが、台湾のスタッフも日本人スタッフを尊敬してくれていて。撮影が終わった後も仲良くしていて、台湾に行ったときも一緒に遊んでいると話していました。一生懸命頑張ってくださっている姿を見ると、自然と気合いが入るというか。お互い一つのものに向き合おうとしたとき、逆に文化の違いというのは大きな力になるんだなということを学びました。

森田:印象に残っているのは、台湾での大変なシーンで、エキストラさんがたくさんいたのですが、何度も何度も繰り返し同じシーンをやっても、誰一人文句言わずに、みんなやるんですね。そういう全力で臨む姿を見ると、こちらもやらなきゃダメだって気持ちになりますね。それはとてもありがたかった。大きな気づきでしたね。

(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)

 映画『雨の中の慾情』は公開中。

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