<『おむすび』最終週>「ヒロインをお願いして本当に良かった」橋本環奈に感謝【宇佐川隆史統括インタビュー】
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Q:紅白歌合戦でのB‘zさんのNHKホールサプライズ登場は興奮しました。
宇佐川統括: 家族キャストのサプライズ登場は私も関わっていたのですが、B’zさんの登場には私も驚きました。
Q:ご存知なかったんですね!
宇佐川統括: もちろん期待はしていましたが、情報統制の関係上、B‘zさんの紅白出演に関しては紅白スタッフが全て行っていて。そしてもしサプライズがあるとしても、それを聞くのは野暮なので(笑)。
Q:NHKホールも大興奮でした。どんな気持ちでご覧になっていましたか?
宇佐川統括: 主題歌をオファーする際にお手紙を書いたのですが、頑張って思いを伝えてよかったなと、しみじみ思いました。特にドラマの序盤では、“歌の力”をテーマに時代を表現しようとしていたので、B‘zさんがステージで全員を盛り立てている姿を見て、改めて“歌の力”という思いが響いてくるのを感じました。
Q:フルコーラスの「イルミネーション」を聞いて、『おむすび』を象徴する歌詞になっていると、改めて感じました。
宇佐川統括: 台本をB‘zさんにお渡しした上で、イルミネーションは誕生しました。B’zさんがいかにドラマのことを、そして聴く人々のことを考えて歌を作っているかが分かる、何よりの証拠ですね。やさしさに溢れた方々だと思います。イルミネーションは、「ギャルマインド」であり「結」であり「米田家」であり、メッセージ性が強く、ドラマにとても寄り添った楽曲でした。歌は人生と共にあり、人生を支える存在でもある。安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんを通して描いたドラマと同じように、紅白のライブもまた、その時代の体現者が私たちに届けてくれたものだったと思います。これ以上、ドラマのテーマと合致した演出はないなと、紅白を見ていて感じました。いよいよ最終回を迎えますが、私も皆さんと一緒に見届けられたらうれしいです。
(取材・文:川辺想子)
連続テレビ小説『おむすび』はNHK総合にて毎週月曜〜土曜8時ほか放送。