松村沙友理、“さゆりんご”とのスイッチの切り替え意識 アイドルから俳優へ、躍進続く

2021年に乃木坂46を卒業後、バラエティー番組でキュートな“さゆりんご”として活躍するほか、ドラマ、映画と俳優活動にも積極的に挑む松村沙友理。この春スタートするドラマ『やぶさかではございません』(テレ東系/4月2日より毎週水曜24時30分)では、恋愛に不器用なこじらせ女子役で主演を務める。幅広い役どころで存在感を放つ松村に、本作に込める思いや俳優業の醍醐味を聞いた。
【写真】松村沙友理、かわいさと大人の色気あふれる撮りおろしショット
◆演じる麻衣は全女子が憧れるポジション
LINEマンガデイリーランキング初登場第1位を獲得した、Maritaによる同名漫画を原作とする本作。松村は主人公・不思議麻衣を演じ、麻衣と不器用な恋愛関係を紡ぐ上下亮役に駒木根葵汰、そのほか、濱正悟、田畑志真、片山萌美、安藤聖、櫻井淳子、東根作寿英らが顔をそろえる。
サイレントカフェ「アサガオ」で働く主人公・不思議麻衣は、カフェの同僚で人との距離感近めな年下男子・上下亮とある日をきっかけにお互いを“観察”し合う関係に。一緒に働くうちに亮のことが気になる麻衣だったが、初恋にトラウマがあり恋愛こじらせ中のため一筋縄ではいかず…。一方、亮も麻衣のことが気になり、クールな表情の裏側には麻衣に対する想いが溢れてしまい…。果たして、2人はお互いの心の扉を開けることができるのか?
――本作で恋愛こじらせ女子の麻衣さんを演じられます。
松村:原作を読ませていただいて、麻衣さんは百面相と言われているタイプですし、表現の仕方がちょっとマンガとかアニメっぽいところが、自分に近いのかなと思い、演じるのが楽しそうだなと感じました。
でも、麻衣さんの気持ちになるのはちょっと難しいのかなとも思って。というのは、私はどちらかというとお気楽人間であまりいろんな物事を気にしないタイプ。麻衣さんは、中学生の頃のトラウマをずっと背負うタイプじゃないですか。内面はあんまり似ていないのかなと思ったりもしましたが、麻衣さんのように溺愛されることに女の子は誰しも憧れがあるので、麻衣さんになりたいっていう女の子が続出しそうだなと予感がしています。
――麻衣さんを演じていて、どんなところが楽しいですか?
松村:全女子が麻衣さんポジションに憧れがあると思うので、麻衣さんになって、亮くんからの愛を受けられるところですね。麻衣さんが受けている愛情を実際に体験できるというのは演じていてすごく楽しいです。素敵なシチュエーションばかりなので、観てくださる皆さんにも共感してもらえたらいいなと思います。
――麻衣は、恋愛にこじらせた一面も持っていますが、松村さんにもそうした要素はありますか?
松村:“こじらせ”ってたぶん本人があまり気づいていないほうがこじらせているのかなと思うんですね。私は自分がこじらせていると思っていなくて、そこに悩んでいない時点で、こじらせているのかもしれません(笑)。