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50歳迎えたサンドウィッチマン 「ちょっと何言ってるか分からない」のルーツを語る

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(左から)サンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけし
(左から)サンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけし クランクイン! 写真:高野広美

 公開中の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』にゲスト声優として出演している、サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけし。二人に、『映画ドラえもん』シリーズ初挑戦となった本作での声優経験についてインタビュー。さらに、“仲良しコンビ”筆頭とも言える二人の関係性や仲良しの秘訣(ひけつ)、互いをリスペクトする点などを聞く中、飛び出したのは、あの気になるネタのルーツで…。

【写真】ドラえもんを大事そうに持つ、かわいいサンドウィッチマン

■今年でコンビ結成27年 ここまで一緒に来れた理由は?

――『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』の声優として、伊達さんはアートリア公国の王を、富澤さんは評論家を演じられました。伊達さんは収録に6時間以上かかったそうですね。

伊達みきお(以下 伊達):慣れないお仕事だったので、難しかったですね。例えば、振り向く時や、「あ」とか「う」とか、自然に出るような声は台本に書いていないので、すごく難しかったです。しかも、いったん最後まで全部録って、「お疲れ様です」ということで1回最初から聞いてみたら、最後の方と最初の声が全然違ったので、また全部録り直したんですよ。それで6時間以上(笑)。つらくはなかったですけどね。

(右)サンドウィッチマン・伊達みきおが声を務めるアートリア王 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025
――どんどん慣れて自然体になっていったわけですね。富澤さんはスムーズでしたか。

富澤たけし(以下 富澤):はい。「だいたいこんな感じかな」と思うものをあらかじめ作っていって、「もうちょっと作った方が良いですか」と聞いたら、「もう大丈夫」と(笑)。

(右)サンドウィッチマン・富澤たけしが声を務める評論家 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025
――あっさり(笑)。でも、お二人とも普段の声と全然違うので分かりませんでした。

富澤:ホントですか。

伊達:安心しました。

――本作は夏休みの宿題をきっかけに冒険が広がっていく物語ですが、夏休みの宿題の思い出はそれぞれありますか。

富澤:僕はいつも夏休みの宿題を最終日に必死にやるタイプでした。塩の研究発表ではかなり褒められましたよ。

伊達:僕は自由研究で扇風機を作ったことがあるんです。ヒモをバーッと引っ張るとプロペラが回るというものなんですが、全然風が来ない。よく見ると、扇風機の羽って、しなっているじゃないですか。でも、小学生だったから分からなくて、ただ薄いプラ板を平らに貼り付けただけだから、無風で…。

――ちょっとしたインテリアにはなりそうです(笑)。

伊達:いや、ならないでしょ(笑)。「触ってみてください」と書いて展示しておいたら、みんなやってみるから、ヒモがからまってもうめちゃくちゃでしたよ。

――(笑)。お二人は今年でコンビ結成27年ですが、高校時代から続く友情が、仕事仲間に変わったり、家庭を持ったりと、さまざまな変化があったと思います。ここまでずっと一緒にやってこられた理由は何だと思いますか。

伊達:友達のままだからじゃないですかね。今は仕事のパートナーでもありますが、関係性の根っこが友達っていうのがデカいと思います。

富澤:ずっとライブツアーとかも一緒にやっていますけど、見ている方向や目標が一緒なんですよね。

――ネタ以外の部分で、お二人の中でルールにしていることや、自然とできた役割分担はありますか。

伊達・富澤:うーん…なんだろう…。

――例えばロケ番組を拝見していると、伊達さんがまず先に行って、後ろを富澤さんが歩いていく役割分担に見えます。

伊達:よく見ていますねえ(笑)。確かに、それは役割分担として自然とそうなってきたよな。特に決まり事はないんですけど、それがたぶん自然な二人なんです。

富澤:15歳からの付き合いなので、二人の間ではルールとかないし、地雷もないんですよね。たぶん暗黙の了解になっていて。

伊達:俺がされたら嫌だと思うことは、たぶん富澤も嫌だろうなと思うので、やりませんが。

伊達みきお
――嫌だと思うのは、例えばどんなことですか。

富澤:顔をベタベタ触ってくること。

――(爆笑)。

伊達:たまにあえてやりますけどね(笑)。嫌がるのが面白いから。やりすぎてケンカになること? ありませんよ、大人ですから(笑)。

富澤:逆に、(伊達は)眼鏡を触るとすごく嫌がるんですよ。

伊達:汚れるから、それは誰でも嫌だろ(笑)。

――サンドウィッチマンさんは仲良しコンビの筆頭のイメージですが、昔は芸人コンビと言えば「プライベートでは連絡先も知らない」「仕事以外では全く会話もない」みたいに言われ、それがプロのカッコよさのように思われていた時代もありましたよね。仲の良さを隠そうと思った時期はなかったのでしょうか。

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■目指すところは「さまぁ~ずさん」

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