加賀まりこ、『しあわせは食べて寝て待て』で好演 チャーミングな“90歳の鈴さん”から学んだこととは?
ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』場面写真 (C)NHK
――本作を彩るおいしそうな薬膳料理も話題になっています。フードスタイリストの飯島奈美さんが手掛けられる料理はいかがですか?
加賀:バカうま!(笑) カットの声がかかっても食べてますね。一番のお気に入り? そりゃ第2話に登場した黒毛和牛のすき焼きですよ! 私お肉好きですから。
――さとこは薬膳と出会うことで人生が変わりますが、加賀さんは“食”に関して意識されていることはありますか?
加賀:私は、自分の好きなものを食べる、食べたいという欲があるというのが一番大事だと思っていて。そういう意味でとても健康だと思うんです。自分がバロメーターになる。食べたいと思えば、ちょっと遠出しても食べに行くから、食欲っていうのは大事だと思うのね。
――先日『あさイチ』でご紹介されていた加賀さんの朝食もいろんなメニューが並んだ素敵なものでした。
加賀:飽きるのが嫌なんで、一個ずつ違う味のするものをなるべく食べたいと、ああいうスタイルになったの。本当にどれもこれも1つずつなのよ。味変があるほうが好き。私はいろいろと食べたい派なのね。1個ずつ片付けていく人もいるじゃない? 私は味が口の中で変わるほうが好きなので、朝ごはんからいろんな種類のものをちょっとずつ食べるんです。
でも昼は食べないのね。女優さんって仕事を始めたら、昼間の1時間ってあっという間。化粧直しや衣装替えをやっていたら、もう残り時間15分ってなって食べられない。瘦せようとかじゃなくて、もう何十年もそんな習慣になっちゃった。よく女性の友達が「ランチデートしましょう!」と言うんだけど、「ええ!?」って(笑)。「どうやったらいいの? 朝抜くしかないのかな」と思ったりしています。