北川景子「自分にとって新しい挑戦」 主演作『あなたを奪ったその日から』で“心が動くこと”をテーマに体当たりの演技!
北川景子 クランクイン! 写真:高野広美
――シリアスな作品ではありますが、現場の様子はいかがですか?
北川:重いシーンもたくさんありますし、憎しみが強すぎて心苦しいシーンもあるんですけど、現場の共演者の皆さんとの合間の時間はすごく楽しいですし、監督やスタッフの皆さんとの関係も良くて、あまりシリアスな作品を撮っているという感じの現場の雰囲気ではないです。毎日、現場に行くのはすごく楽しいですし、待機の時間や家に帰ってからは役のことは全く考えないようにしています。役を引きずってズーンと気分が落ち込んでもよくないかなと思って、オンオフをきっちり切り替えながらやっています。
ドラマ『あなたを奪ったその日から』第1話より (C)カンテレ
――どんなことで気持ちを切り替えているんですか?
北川:実は私、あまり逆にずっと役柄でいられないタイプというか…待機している時や楽屋でまで役に入り込んでいるということが逆にできないので、切り替えが自然にできている部分はあります。本番になったら切り替えられますし、カットがかかったら、さっきまで話していた話の続きをメイクさんとしたりして…。本当にカメラの前にいるときに集中してお芝居をしているということなのかもしれないです。それと、普段から料理と手芸がすごく好きで、家に帰ってからは料理か手芸かどちらかはしているんです(笑)。例えば次の日の撮影が長くて、家に帰ったらすぐ子どもに夕飯を食べさせなきゃいけないという予定になってたら、次の日の夕飯は時間が経ってもおいしいもの、例えばカレーとか、そういう料理を作ってから寝たり、手芸でちょっとしたカバンを作ったりとか。今は子どものワンピース作りに挑戦しているんですけど、そういうのをちょっと進めてみるとか…この2つは趣味なので、やっていると楽しい気持ちになるんです。料理か手芸をして気分が良くなって寝る!という感じで、日々過ごしています。
――ちなみに、紘海は管理栄養士の仕事をしている役柄ですが、普段の料理の腕前が生かされたのでは?
北川:管理栄養士として料理を作るシーンは、練習をしないでやれました。朝ご飯を作るいつものルーティンの延長で、現場でもまた人参を切って…という感じでした(笑)。以前に料理人の役を演じた時に料理を習った経験もあったので、そういうこれまでの経験が活きたというか、自然にできた気がします。
北川景子 クランクイン! 写真:高野広美