『ラヴィット!』赤坂サイファー新曲披露でハプニング Zeebra&見取り図が裏側を明かす
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盛山:基本的には個人練習ですね。
リリー:本番まで1回しか集まっていなくて。
盛山:どうなるんだろうって自分たちも思っていましたけど、聞かせてもらった曲がカッコよすぎて、これをダサく披露するわけにはいかないと思ったんですけど、ああなりました(苦笑)。
Zeebra:あはははは(笑)。
盛山:『ラヴィット!』の制作さんからも「歌詞はカメラ目線で出るんで」って言われてたから安心してたとこもあります。歌詞が出なかったら、みんなもうちょっと…っていうか何言っても僕らが悪いな…。
――そんな中で完璧に覚えてこられたリリーさんはさすがですね。
リリー:いい意味でスッと入ってくる楽曲だったんですよね。僕たち世代が聞いていたキングギドラの「平成維新 feat.童子-T & UZI」がサビに引用されていたのもすごく興奮しましたし、僕たち世代のビートだったんで、めっちゃうれしかったです。
Zeebra:これぐらいのテンポ感だと、パッと聞いた時にカッコよく聞こえるようにできるんです。音楽キャリアがない人でも、まずはあれくらいの速さでラップするのがいいよねということから考えました。それから『サンダーボルツ*』のタイトル通り、雷感を少し出しまして、サビは7人で連呼してワイワイとした雰囲気が作れれば、みたいな感じで曲が出来上がっていきましたね。
見取り図・盛山晋太郎
盛山:僕、高校の時にコーンロウにしたくらいZeebraさんに憧れていたんですけど、そんなZeebraさんがデモ音源で担当されていたパートを振り分けてもらったのは、興奮しましたね。個人的にもZeebraさんの曲を歌いたくなって、さっきオフレコで「THE FIRST TAKE」風にカバー動画を撮っていいか許可取りしました(笑)。
Zeebra:今回、KEN THE 390とDOTAMAとTKda黒ぶちがバースを書いてくれて、僕がサビを書きましょうってなったんだけど、僕ってちょいちょい「声がチート」とかってよく言われるんですよ。確かにギフトだと思っているし、自信がある声なんだけど、僕の声で出来上がっても、盛山くんが歌ってどんな風になるんだろうっていうのは、ちょっとだけ心配だった。でも全然バッチリだったね。
盛山:すごい…うれしい…。『ラヴィット!』の過去回でもZeebraさんのパートを歌ったことがあるんですよ。似てたよな?
リリー:確かに、声の系統が近いものはありますよね。
盛山:高校の時からずっとモノマネしてたんで、似てる似てない関係なく、やっとZeebraさんの前で歌えたことが純粋にうれしかったですね。
――運命的なコラボレーションだったんですね。
盛山:赤いブリンブリンで結ばれてたんかもしれない。
リリー:糸や、糸(笑)。
見取り図・リリー
――憧れの人の前でのレコーディングはどうでしたか?
リリー:スムーズに行ったんですけど、やっぱり緊張感は半端なかったですね。Zeebraさんにお会いしてから30秒後にやってみようかって言われて、震えながらレコーディングしました。でもZeebraさんがくださったアドバイス通りにやったらスムーズに行きました。
Zeebra:僕も本当にいろんなレコーディングをやったし、ディレクションもプロデュースもたくさんしてきたんだけど、あんまり細かいことを言い過ぎると、わけ分かんなくなっちゃうでしょ。だからできるだけ、ドツボにはまらないようなアドバイスの仕方をちょっと意識しました。あと、時間をかけすぎるとどんどん正解が分かんなくなってきたりもするので、集中力が切れないように、一人1時間取っていたレコーディング時間を2~30分でぎゅっと短くしました。
――chelmicoさんが手掛けたセカンドシングル『Say What?』の際はレクチャーがあったと聞いたのですが、今回のレコーディングはこれまでの経験が生きましたか?
リリー:またちょっと別物って感じがしましたね。
Zeebra:曲調も違うし、ラップを書く人が違うと乗せ方も全然違うんですよ。
盛山:Zeebraさんってレコーディングの時に、すごく褒めてくださるんです。正直、気持ちよくなるじゃないですか。今回みんなバラバラで撮っていたので、違う日に集まった時に「ジブさんに褒めてもらった」って報告したんですけど、よく聞いたら、みんな褒められてました(笑)。Zeebraさん、モチベーション上げてくださってたんや~と思って、2~3日恥ずかしかったです(笑)。
リリー:褒め上手やったなぁ。
――楽曲生披露に向けた練習はいつ頃行われたんですか?