IMP.佐藤新、不動のセンターとしての覚悟 グループを知ってもらうために俳優業は「必要不可欠」
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元水泳部の高校生という設定から、劇中では水着姿も披露。役に向けて、身体作りにも取り組んだ。「鍛えました!」とパッと表情を明るくすると、「痩せていたので、アスリートに見える体を作るために筋トレをがんばりました。メンバーの椿(泰我)くんが筋トレに詳しいので、どういうメニューで腕立て伏せをやっているとかいろいろ聞きながら、参考にして、リハーサルの合間もやっていましたね。自分的には、まあまあ間に合ったかな(笑)」とはにかむ。
泳ぎに関しても、「小学生の時にスイミングでバタフライまで習っていたので泳ぐのは得意」と言いつつ、今回はプロからフォームの指導を受け、選手としてのよりリアルな泳ぎを目指した。「水泳、筋トレ、金髪…ここまで役にいろいろ取り組んだのは初めて。本当にやりがいのある役でした」。
映画『青春ゲシュタルト崩壊』場面写真 (C)映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会
役への献身を怠らない佐藤だが、現場ではいっぱいいっぱいになったとも明かす。「ここまで長尺で、あんなに大きなカメラを向けていただいて、しかも自分がメインでお芝居するというのは初めてだったので、経験が足りない分、少しでも役に食らいつくしかないと思って。役のバックボーンを自分なりに考えて臨むようにしていました」。そんな中、ダブル主演の渡邉は頼りになる存在だった。「渡邉さんはお芝居もすばらしいですし、2回目の主演で落ち着いていて、広い視野で周りを見られていて。現場の雰囲気をいつも明るくしてくださり、本当に助かりました」。
「主演としてお芝居をしたこと以外は、座長らしいことは何もできていません」と謙遜する佐藤だが、真剣に芝居と向き合う姿こそが、現場を引っ張ったことは間違いないだろう。佐藤自身、「その時の自分の精一杯は間違いなく出せたと思うし、悔いはないです」と胸を張った。