『青春ゲシュタルト崩壊』渡邉美穂、撮影でバスケの腕前も披露! 佐藤新との新カット&メイキング画像解禁

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佐藤新(IMP.)と渡邉美穂がダブル主演する映画『青春ゲシュタルト崩壊』より、朝葉役を演じた渡邉を中心に捉えた場面写真&メイキング画像が解禁となった。
【写真】佐藤新の姿も 『青春ゲシュタルト崩壊』渡邉美穂の場面カット&メイキング画像
本作は、スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて2016年から開催されている小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品である丸井とまとの同名小説を実写映画化。
派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖(あさひな・ひじり)を佐藤新が、自分の顔が認識できない「青年期失顔症」(劇中での架空の病気)になってしまう間宮朝葉(まみや・あさは)を渡邉美穂が演じる。
渡邉が演じた朝葉は、責任感が強く、周囲から頼られる優等生というキャラクター。女子バスケ部の部長候補としても期待されており、メンバーと顧問との仲を取りもつなど全員の調整役となっている。真面目で思いやりのある高校生だが、だからこそ自分の意見を押し殺し、本音を言えないという悩みを抱えていて、そんなある日、朝葉は突然、自分の顔がみえなくなる「青年期失顔症」を発症してしまう。それは、<個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うこと=自分の顔が見えなくなる>とされる症状で、自分自身を見失ってしまった朝葉の苦悩の現れでもあった。
自身と朝葉が“似ている”と明かす渡邉は「私も思っていることとか、抱えていることを人に言えないタイプなので、痛いほど共感できました」と語る一方で、「今まで演じた役の中で一番むずかしかった。自分に似ている部分もすごくあるんですけど、だからこそ、自分ではない朝葉という存在をすくい上げるのがやりがいでもあったし、課題でもありました」と明かしている。
実際に現場に入るまでは、なかなかその役柄をつかみきれなかった、と役作りについても苦労したことを明かしているが、劇中では、これまでの渡邉の印象をガラリと変える、繊細で深みのある演技を見事に披露。心の機微をリアルに表現し、俳優として一皮も二皮も剥けた新たな表情を見せている。
解禁された場面写真からもその様子は一目瞭然で、どこか沈んだ表情で学校生活を送る朝葉の姿や、なぜか髪をぬらし母親の腕の中で涙を流す場面を捉えたエモーショナルな写真、さらにダブル主演を務める佐藤との駄菓子店での2ショットも解禁された。
メイキング写真ではバスケをしている姿も。渡邉自身、学生時代は朝葉と同じバスケ部に所属していたといい、本作の撮影前には、役作りとして公園で一人自主トレに励んでいたそう。撮影時にも、同じバスケ部の共演者や佐藤に、その経験を生かしてアドバイスもしていたとかで、真剣な姿勢で役と向き合う渡邉の人柄と妥協を許さない俳優魂がうかがえる。
さらに、〈朝葉〉版キャラクター予告映像も到着。同級生たちの顔色をうかがい自分に自信を持てなかった朝葉が、「これまでと変えなくていいの?」という佐藤新演じる聖の一言をきっかけに前を向き、自分自身と向き合っていく姿が描かれていく。
映画『青春ゲシュタルト崩壊』は、6月13日より全国公開。